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第1回ゲームと失敗学分科会
― 失敗知識の効果的配布を目指して ―
2004年9月4日, Tokyo, Japan-7月21日に発足した「ゲームと失敗学」分科会の
メンバー15名(内1名代理)全員が東大正門近くのフォレスト本郷に集結し,
第1回の会合を執り行った.分科会リーダーの中尾政之東大教授,失敗学会副会長
により,これまで3年間の開発の経緯が説明され,独立行政法人科学技術振興機構
(JST),社会技術研究システム推進室の委託を受けて開発の中心を担うサイドローズ
エルピー代表の飯野謙次失敗学会副会長がゲーム構築の構想を説明した.
「誰も失敗をしようと思って失敗する人はいません.だから
失敗情報があっても自らそれを取得する動機がないのです」と中尾副会長がゲーム
を開発して失敗知識の配布に役立てようという大きな目標を説明した.
「今年のゲーム名は“ベンチャー2004.”工業に限らず様々な職種の人が楽しめる
ゲームを目指します」と中尾副会長が続けた.
「最初の2年間はコンピュータグラフィックスに注力しました.2003年からは
インターネットでゲームを行えるようにしています.2004年は大勢でゲームを開発
する環境をデータベース技術を使って実現します」と飯野副会長が複数名による
同時開発のしくみについて説明した.
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2003年度に開発された“コウジョウチョウ2003”はインターネットで
同時アクセスし,得点を競い合う環境が開発の中心だった.そのときの参加者から
のフィードバックから今年度の開発目標が決まった.分科会メンバーの多くは
2003年度から本プロジェクトに参加している.
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同分科会では, 早速10月9日(土)にも開発の成果を評価する
イベントを計画している.広く失敗学会員からの参加を募集する
予定である(連絡先: admin@shippai.org).
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