Magicasa は欧州連合キント雲
ここ7年、中尾副会長と飯野副会長が東京大学大学院で創造設計の講座を教えている。
グローバルな人材を育成する目的で開始した100%英語の講座では、
2011年当初は日本人も半分はいたが、2016年は日本人ゼロ、昨年は数名残ってくれたが、
海外からの留学生に創造設計を教える講座になってしまった。最初の目的からずれてしまったものの、
この講座がとても面白い。受講を終えた学生も、他にはない楽しい講座だったと喜んでくれる。
全体では受講生は増えており、次々に購入したホワイトボードも、置く場所がなくなってきており、
31-B教室では手狭になってきた。
そんな中、ブルガリア、ロシア、トルコ、スペイン、パキスタン連合軍が楽しいプロジェクトを終え、
さらに講座も成績評価も終わっていたけど、最後までやらないかとの講師陣リクエストに応え、
プロトタイプを仕上げ、試運転を行ってくれた。
学生には「働き方改革」なんぞ関係ない。
プロジェクトは、
『雨の日に傘をさすのが面倒だ』
という動機から始まったもの。ヘリウムガスを充填した気球に、小型カメラ、
Rasberry Pie、プロペラを2台、バッテリーを搭載し、画像処理で赤い帽子をかぶった所有者を追随するよう、
2つのプロペラを駆動する。ちなみにこのチームは、昨年の年次大会 ASF Design Challenge 2017 で優勝したチームだ。
創造設計とはこんなにも楽しい。