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 〒113-0033 東京都
 文京区本郷 5-29-12
  admin@shippai.org  


失敗学講座in東京【2018年下期】

 失敗学講座in東京【2018年上期】も盛況を博し、継続のご要望が多いため、引き続き講座を開催する運びとなりました。
下期は水曜日の夜開催(ナイトスクール)となりますので、お仕事帰りに男女問わず多くの皆様の御参加お待ちしております。

全6回資料代:54,000円(税抜)
失敗学会会員については、42,000円(税抜)と致します。
【会場】東京大学 工学部2号館 31A教室

Monthly、水曜19時より


【申込み方法】氏名、所属、役職を記入し『失敗学講座受講希望』、失敗学会会員は会員番号もお書き添えの上、本郷事務局までお申込み下さい。
アドレス⇒seminar@shippai.org

プログラム
講師日付・内容
はたむら・ようたろう
畑村 洋太郎
第1回10月17日(水)(19:00-20:30)

失敗学から見た新幹線台車インシデント
畑村 洋太郎
東京大学名誉教授
NPO法人 失敗学会 理事長
 2017年12月に発生した新幹線の台車亀裂発生トラブル(インシデント)が教えてくれることは多い。このインシデントを失敗学の見地から分析し、学び取るべきことを明らかにする。技術的視点および組織論的視点のみならず、経済的視点や実務に携わる人間の脳科学的視点を取り入れた対策などを提案する。

いしばし・あきら
石橋 明
第2回11月7日(水)(19:00-20:30)

前向き(プロアクティヴ)な安全学の展開
-常に最適な意思決定を!-
石橋 明
(株)安全マネジメント研究所
代表取締役 所長
 今回は安全学を現場で実践するための「前向きな安全学へのアプローチ」へと発展させます。1980年代の安全学は、事故を分析、教訓を得て再発を防止する「墓石安全(Tomb Stone Safety)」を展開。安全マネジメントでは、事実把握の「M-SHELLモデル」、原因分析の「VTA分析手法」、リスク情報を収集する「安全報告制度」、更には個人を補強する「チーム力育成CRM訓練」を順次取り入れてきました。近年では、「レジリエンスエンジニアリングの実装」が導入されつつあります。「安全学」は益々進化します。

うおざき・ひろみ
宇於崎 裕美
第3回12月19日(水)(19:00-20:30)

なぜ繰り返す? トップの失言、組織の失態
-報道に見る失敗事例分析と解決策-
宇於崎 裕美
有限会社エンカツ社 代表取締役
横浜国立大学 非常勤講師
 なぜか繰り返されるトップの失言、暴言による加熱報道やネット炎上等の騒動を分析。組織ガバナンスの困難の理由を探り、改善策を提言。

なかお・まさゆき
中尾 政之
第6回1月16日(水)(19:00-20:30)

まさかの失敗を考えていくと、自然に創造できる頭にもなっていく
中尾 政之
東京大学大学院工学系研究科 教授
 10年前、筆者は大学で安全管理室長になって実験の失敗を教え、機械設計の講義で設計の失敗を教えていた。しかし、今は180度、方向転換した。大学では設計の成功を勝ち取るべく、失敗を恐れない創造学を教え、その演習をいくつか並行して実施するようになった。しかし、そこで創造力を発揮した人材は、多くの人が想定外と嘆息するような失敗にも気付ける、稀有な人材でもあった。このとき、彼は脳の多くの部位を働かせ、同時に多方向に思考を進め、直観的に設計解を求めるのであった。

さえき・とおる
佐伯 徹
第4回2月27日(水)(19:00-20:30)

ブロックチェーンプロジェクトの成功率は8%?
-ブロックチェーン活用のメリット・デメリット-
佐伯 徹
NDIソリューションズ株式会社ビジネスソリューション部 室長
 これからはブロックチェーンが世界を席巻する。そう言われているIT業界において、中国でのブロックチェーンプロジェクトの生存率は8%と報道された。改めてブロックチェーンとは何か、何が問題となっているのか検証する。

いいの・けんじ
飯野 謙次
第5回3月6日(水)(19:00-20:30)

失敗学の原点
事故事例分析から何を学ぶか
飯野 謙次
東京大学大学院工学系研究科学術支援専門職員
 2014年2月から失敗学会の中で活動を続けていた有志による、福島原発事故に関する勉強会の成果が、2018年アメリカ機械工学会誌、Journal of Nuclear Engineering and Radiation Sciencesに掲載された。この勉強会の活動を振り返りながら、有識者は社会に対してどのような責任があるか、他の事故事例も交えながら考える。




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