特定非営利活動法人

失敗学会

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第20回失敗学会年次大会

 失敗学会年次大会を以下要領で開催いたします。

日時:2021年12月18日(土)、13:00-18:15
場所:on the NET with Zoom



                    会次第

13:00 失敗学会年間活動報告【飯野謙次】
13:15 講演【中尾政之】
14:15 組織行動分科会【石橋明、他】
15:15 休憩
15:30 大阪分科会【平松雅伸】
16:30 ゲームと失敗学分科会【飯野謙次】
17:00 講演【畑村洋太郎】
18:00 閉会の辞
18:15 自由討論(飲食自由)


 年次大会資料代:会員・会員ゲスト 4,000円、一般 8,000円


中尾政之(なかお・まさゆき)
未定
COVID-19パンデミックから何を学ぶべきか?
組織行動分科会 石橋明(いしばしあきら)・
川路明人(かわじあけと)・加藤豊(かとうゆたか)・
小澤佳彦(おざわよしひこ)・田辺和光(たなべかずみつ)

 組織行動分科会から、COVID-19パンデミック状態下における活動経過についてご報告させて頂きます。我が分科会員は、様々な産業分野から参加していますので、夫々の職場で「COVID-19感染防止対策」に取り組んで来られた体験を分科会内で紹介して頂き、自然災害に対する防災・減災の視点、及び企業組織の緊急事態下における事業継続性(BCM/BCP)の視点などから議論してきた内容を要約して発表いたします。
『新型コロナウイルス感染防止~
 都市封鎖が引き金となり、多数の住民死傷者を招いた、インドでの化学物質漏洩事故と教訓に学ぶ』

大阪分科会平松雅伸(ひらまつまさのぶ)

 『2020年5月深夜、インド南部の化学工場から、毒性物質が多量に漏洩し、大勢の住民が、死傷する悲惨な事故が発生した。
 きっかけは、新型コロナウイルス感染防止~パンデミック対応の都市封鎖~ロックダウンであった。
 同じ物質を取り扱った経験を踏まえ、インドでの調査報告書をベースとして、発生要因~事業者の安全文化・管理(取扱物質の特性理解と安全管理~不足)、流出要因~過去のボパール事故の教訓が活かされなかった状況を注視し、事故調査のありかた、世界の化学産業への警告~教訓を読み取りたい』 
ASF Design Challenge 2021
ゲームと失敗学分科会 飯野謙次(いいの・けんじ)

 今年の ASF Design Challenge は、上智大学、九州工大より それぞれ7エントリー、東京大学より4エントリー、大人組から3エントリーです。昨年に引き続き、授業も失敗学フォーラムもZoom で行うという不便さに臍を噛みながら、東京大学、大人組はプロトタイプ製作までこぎつけます。日本と海外の若い学生の新鮮な感性、大人の成熟した感性がぶつかり、多様性から何が生まれるか、是非お楽しみください。賞品(図書券)の寄付はいつでも受け付けます。 
知識を伝え、災害に備える
畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)

 時が経てば人の記憶は減衰し、やがて消滅する。組織や社会の記憶もまたそうだ。3.11から10年が経ち、あの大津波被害や福島原発事故もやがて忘れられるのだろうか。私たちは文字、画像、音声で情報を伝えようとしがちだが、それでは時の試練には耐えられない。
一番大事なことは言葉として表出されないからだ。今から1,000年後まで災害の記憶を持ち続けるには、災害教育や災害遺構の保存などだけではなく、人の心の奥底に記憶を根付かせる工夫や文化の醸成が必要である。