失敗学会

第1部
講演者：平松 雅伸
演題：災害対策基本法の改訂に至った災害での犠牲者の特徴と背景-改善方向＝インクルーシブ防災
内容：　温暖化の影響で、梅雨や台風、水害-土砂災害が拡大-激甚化している。
　避難できず、亡くなった方々の特徴が分かってきている中、高齢者や障がい者、２階があっても、１階で溺死した方等、課題が見えてきている。
　災害時ケアプラン等、介護事業者行政地域コミュニティの連携、日常からの備え、避難を促進～犠牲者を最小化できる仕組みの拡大が必要であることを伝える。

第2部
講演者：三国 外喜男
演題：個別避難計画の地区での取り組み事例
内容：　災害対策基本法が令和３年５月に改正された部分での、避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組の紹介。
　市町村が行う事務で、努力義務となっているが、石川県白山市千代野地区で「個別避難計画」の作成に取り組み、現在進行中である。
　私が担当した町会は既に終了したが、地区での立ち上げから、避難計画の個別のマッチングまで関わり、地域の皆さんが思ったより理解されている実例を伝える。