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第21回失敗学会大阪夏の大会の報告

【主催:失敗学会 大阪分科会】
会場とzoomとのハイブリッド開催

2024年7月13日(土) 10:00-17:20

南久宝寺ビル401号室(30名限定)
       大阪市中央区南久宝寺町1-9-2(Map)

会場参加者(21名):浅井香葉,安部誠治,飯野謙次,石川味季,岩崎雅昭
                         大澤勲,岡田敏明,川久保治,木田一郎,佐々正光
                         三田薫,薄知香志,田中 健一郎,西村卓也,平松雅伸
                         本間由美子,松野昭弘,山本尚,山本毅,吉田裕,ゲスト1名
zoom参加者(13名):福田晃,加古眞,三国外喜男,白岩豊,高橋武文
                           滝島大介,谷徳造,豊高勝,山田宏,山岡修,吉岡律夫
                           ゲスト1名、一般1名(50音順)参加者合計34名


【記録】
10:00 平松 雅伸氏(ひらまつ・まさのぶ)
10:15 山本 尚(やまもと・ひさし)先生 (愛知・中部大)
11:45 昼休み
13:00 石川 味季(いしかわ・みき)氏 ((株)MICHALLON代表)
14:00 休憩
14:10 西村 卓也(にしむら・たくや)先生 (京都・京都大)
15:40 休憩
15:50 安部 誠治(あべ・せいじ)先生 (大阪・関西大)
17:20 終了

フォーラムの様子



















講演予定
プログラム
講師内容
失敗が教える化学

山本 尚(やまもと・ひさし)
   千葉工業大学次世代ペプチド開発
      研究センター所長 主席研究員
   中部大学 ペプチド研究センター長 卓越教授
   シカゴ大学名誉教授
   名古屋大学名誉教授

 私にとって失敗とは何だろう。研究では様々な実験を繰り返す。一つ一つの実験にはそれなりの理由がある。真実に近づくための、実験であるが、それを毎年繰り返しているのだ。そして、その試みが無駄であったと、自然は教えてくれる。多分一人の研究者が1年間に行う実験は500回以上になっている。研究室には10人の研究者がいるので、1年間では5000回以上になるはずだ。このトライアルアンドエラーは自然にそっと近づいている。大きな自然の摂理を教えてもらうために、自然に近づき、その表面をそっと撫でている。
いけばなから学ぶ判断力・決断力・俯瞰力・
アートな思考
(私 失敗しないので)


石川 味季 (いしかわ・みき)
   池坊准華家督教授
   株式会社MICHALLON(ミシャロン)代表
   DFAフローリスト資格認定会長
 【美】は、哲学的であり自分自身の宇宙です。花をみれば、その人が見えます。
 花が笑顔をつくり、心の平和をつくるのは、皆さん気がついてることです。
 戦国武将は、花を生けながら何を学んだのでしょう。
 戦いは、一瞬の判断で大きな失敗につながります。全体を見る俯瞰の目から決断する。
 そこに、アートな思考が隠れているかもしれません。切ってしまって戻せない枝を生かす方法を考えてみたいと思います。
当日、3種類の花と器を用意してもらえば、質疑の時にアドバイスさせていただきます。
地殻変動観測から見た令和6年能登半島地震

西村 卓也 (にしむら・たくや)
   京都大学教授
 国内でGNSSによる地殻変動観測が開始されてから30年が経過するが、大地震に先行する明瞭な地殻変動が観測された事例はほとんどない。一方、令和6年能登半島地震は、2024年1月1日発生したM7.6の地震に先行して、2020年12月頃から群発地震が発生し、地殻変動も同時に観測されていた点で特異な地震であった。本講演では、我が国での地殻変動観測の現状と能登半島地震に関連して観測された地殻変動及びそのメカニズムについて報告する。
人・組織・社会と安全-安全の見方・考え方-

安部 誠治 (あべ・せいじ)
   関西大学社会安全学部 名誉教授
 講演者は約30年間、安全の問題と向き合ってきた。当初は制度をつくったり、リソースの配分を適切に行ったりすれば、安全は実現できると考えていた。しかし、その後それだけてけでは不十分で、結局は人の問題こそが枢要であるということに気づいた。本講演では、講演者が30年間で得た安全実現に関わる知見についてお話ししたい。
安部先生の資料は会場参加者には紙で配布しますが、ネット参加者はダウンロードできません。


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