| 9:30 | 開場 | 
			| 10:00 | 
					
						|  | 『災害派遣現場における失敗体験』 
 大野康則
 明石市役所理事(防災安全担当)
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						| 突然の災害や事故、災害派遣を命じられた自衛隊員は、
						派遣現場で様々な状況に遭遇する。日航機墜落事故など大小8回の現場出動を初め、
						数多くの災害派遣に従事した元陸上自衛官の実体験から、
						災害・事故現場における教訓の一端を紹介する。
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			| 11:00 | 
					
						| 『失敗学会紹介』 飯野謙次失敗学会副会長,SYDROSE LP General Partner
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			| 11:15 | 
					
						|  | 『失敗する公共交通の法則』 -2度の「鉄道廃止代替バス計画」参画の経験から
 
 加藤博和
 名古屋大学大学院環境学研究科准教授,地域公共交通プロデューサー
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						| 路線バスやローカル鉄道が衰退を続けてきたことをモータリゼーション進展のせいにするのは安直であり、
						重要だから公的支援するのが当然と考えるのは更に安直である。
						地域公共交通を真に意味ある存在としていくためには、
						旧弊な固定観念を打破する必要がある。その手がかりは、あまたある失敗例を直視せずしてつかむことはできない。
						数々のバス路線再生に現場で取り組んできた経験を踏まえ、
						失敗すべくして失敗した地域公共交通をいかにつくりかえていくべきかを論じる。
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			| 12:30 | 休憩 | 
| 13:30 | 
					
						| 『JR福知山線脱線事故の死亡被害者の遺族の立場から』 ―事故直後からJR西日本との折衝を経験して
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						| 注:本講演ではマスコミ関係の方には退室していただきます。予め御了承願います。
 
 2005年4月のJR福知山線の事故で、私は大学に入学したばかりの18歳の娘を亡くしました。
						事故直後のJR西日本の対応がどのようなものだったか、マスコミはどんな報道、行動をとったのか、
						又4.25ネットワークについての私の捉え方を述べます。さらに、JR西日本の安全に対する私なりの感じ方、
						事故調査委員会の印象を述べます。現役の一企業人が57年間生きてきた経験に基づく感じ方です。
 
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			| 14:45 | 
					
						|  | 『ヒューマンエラー防止のための運転士支援システムの開発』 
 三輪 隆
 近畿日本鉄道株式会社、鉄道事業本部
 企画統括部運転保安部長
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						|  | 尾崎 尚 近鉄車両エンジニアリング(株)
 企画開発事業部 企画開発部
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						| 現在の鉄道システムは、過去の鉄道事故の歴史から教訓を得て構築されたものです。
						当社においても長い歴史の中で、その都度対策を講じ、保安度の向上を図って参りました。
						「運転士支援システム」の開発シーズも、昨今の「失敗事例」に着目、分析し、原因を明らかにした上で、
						その責任を一方的に運転士に押し付けるのではなく、「人間だれしも失敗する可能性がある」
						という前提に立ったところから生まれたものです。
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			| 15:45 | 休憩 | 
| 16:00 | 
					
						|  | 『西日本地区における失敗学会活動』 
 大澤 勲
 失敗学会大阪分科会会長,
 失創研究所
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						| 4つある失敗学会分科会の中で一番若いながらも、
						積極的な活動を展開する大阪分科会について、その活動と今後の抱負について語る。
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			| 16:30 | 
					
						|  | 『社会に浸透する失敗学』 
 飯野謙次
 失敗学会副会長,
 SYDROSE LP General Partner
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						| 『失敗学』という言葉の誕生から7年経った今、
						その目指すものが徐々に社会に浸透している。その一方で、社会は多様化し、
						今までになかった事件や事故が増えている。まるでカオスに向かって進行しているようだ。
						『失敗から学ぼう』という簡単な動機から入会した人たちで成り立っている私達の NPO失敗学会が、
						現代社会に対して提供できるものはあるだろうか。私達失敗学会員が今やるべきことは何だろうか。
						失敗学会と社会との関わりについて考えてみる。
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