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プレスリリース

4月15日「失敗体験研修」


2008年4月2日
失敗学会分科会「失敗体験ネットワーク」
東京大学工学部
失敗学会分科会「失敗体験ネットワーク」、東京大学工学部 共催初の東京大学工学部教職員・学生向け「失敗体験研修」 を4月15日実施
― キャンパス内でリアルな失敗を疑似体験、事故防止を目指す ―
― クライシス・コミュニケーションに関する講義も ―

    特定非営利活動法人失敗学会(会長:畑村洋太郎、本部:東京都文京区本郷、 会員:約1,200名 )の分科会の一つである「失敗体験ネットワーク」 (リーダー:中田邦臣)と、東京大学工学部 (工学部長:保立和夫、本部:東京都文京区本郷は、共催で「失敗体験研修」を4月15日(火)、 東京大学本郷キャンパスで行います。これは、失敗体験ネットワークが東京大学工学部に協力し、 教職員及び学生を対象とした安全に関する技術伝承教育の一環として企画したものです。

   内容は、「体験型安全研修」と「クライシス・コミュニケーションに関する講義」 の二部構成です。東京大学工学部にとっては教職員あるいは学生対象とした、このような失敗体験研修は初めての試みです。

   体験型安全研修は、座学やビデオ鑑賞に比べ知識や技術が身につきやすく、 実施後は危険な場面に出会ったときに速やかに適切な行動がとれる可能性を高めるという特長があります。 しかし、設備や講師育成等に大きな投資を要することから、一部の大企業を除き普及していません。 このような環境を憂慮した失敗体験ネットワークは、安全に関する体験教育システムを有し出張研修にも応じられる民間企業と連携して、 「失敗擬似体験の普及」をその活動に加えることにしました。昨年秋、同ネットワークが研修を企画し東京大学工学部に提案、 さらに協力企業を募り実現にいたりました。今回は住金マネジメント株式会社の協力を得て体験教育を実施します。 今回の体験型安全研修参加予定者は東京大学工学部機械系教職員及び学生約30名です。

   今回の失敗体験研修では体験型安全研修に加え、クライシス・コミュニケーションに関する講義も行います。 事故発生時のマスコミ発表などクライシス・コミュニケーションについては、教育の必要性が叫ばれながら、 日本においては産学を問わず体系立てた教育はほとんど行われていません。特に大学においては、 研究活動に重点が置かれていることもあり、この種の教育は後手にまわりがちです。失敗体験ネットワークには、 コミュニケーションの重要性を訴える活動を行っているメンバーが多く、今回の研修では、 事故発生時のマスコミ対応を中心としたクライシス・コミュニケーションに関する講義を提供します。 体験型安全研修受講者のほか学内希望者約120名が受講予定です。

   体験型安全研修と講義の内容は下記に記します。

<当日取材について>
主催者では「失敗体験研修」の当日取材を受け付けます。取材希望の場合は、事前に下記までお申し込みください。
4月15日12:50から失敗学会会長畑村洋太郎らが報道関係者の皆様に対し説明を行います。

<取材申し込み、問い合わせ先>
失敗学会事務局:
電話:090-7809-0079-3035     FAX:03-5800-6997 
e-mail:taiken@shippai.org

東京大学工学系等安全衛生管理室:
電話:03-5841-8824     FAX:03-3815-8359

<失敗学会員見学>
   当日の体験型安全研修見学は自由です。ただし、研修エリア内には立ち入れません。失敗体験ネットワークメンバー、 および失敗学会関係者は当日、黄色の腕章をしていますので、見学に来られたら気軽に声をおかけください。
   体験型安全研修の見学希望者は事前に事務局までお知らせください。見学者は、万一事故で負傷をされても保険は一切ありません。御了承下さい。
   第二部の講演は、事前参加申し込みが必要です。人数制限があり、事務局の判断で締め切ります。
失敗学会事務局:
電話:090-7809-0079     FAX:03-5800-6997 
e-mail:taiken@shippai.org



○添付資料1

失敗学会分科会「失敗体験ネットワーク」、東京大学工学部共催
東京大学工学部教職員・学生向け「失敗体験研修」内容

実施日:2008年4月15日(火)

1)体験型安全研修  13:00~15:00

研修指導は、住金マネジメント株式会社が、体験研修設備を持参し実施する。
<項目>
① 回転体の危険体験 4事例
 稼働設備清掃巻き込まれ危険
 回転体巻き込まれ強さ
 高速回転巻き込まれ危険
 ドリル巻き込まれ危険

② 高所・重量物運搬などの危険体験 7事例
 垂直タラップ昇降危険
 安全帯衝撃
 梯子・脚立
 荷振れ・重心危険
 重量物運搬腰痛危険
 鉄板落下危険
 溶接ヒューム危険

③ 電気(静電気を含む)系の危険体験 6事例
 低圧電気危険
 モーター漏電危険
 ビニールコード損傷
 蛸足配線・過電流危険
 スイッチ操作不良危険
 静電気による危険

住金マネジメント株式会社概要】
住友金属工業株式会社で蓄積した教育ノウハウならびに生産管理・
設備管理・エネルギー管理の技術等に関する研修サービス提供会社。

2)クライシス・コミュニケーションに関する講演 15:30~16:45
  クライシス・コミュニケーションについての基本とクライシスが
  起きた時の実践上の留意点について講演。講師は、失敗
  体験ネットワーク 宇於崎裕美。
  <要点>
   ①クライシス・コミュニケーション概論
   ②事故発生時のマスコミ対応実践法
   ③最近の事例

3)修了証贈呈 16:45

4)終了 17:00



○添付資料2

【失敗学会概要】
会長:畑村洋太郎
所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷7-2-5-302
    (http://www.shippai.org/)
法人会員数:51社、
会員人数:1,272名(2008年3月15日現在)

目的:失敗学会(正式名称は特定非営利活動法人失敗学会)は、失敗原因の解明および防止に関する会合の主催、 インターネットからの情報発信、出版物発行等の活動を通し、経済的打撃や人的被害をもたらす事故・失敗を未然に防ぐ方策を、 市民、企業、行政、教育機関に対して提案し、社会に寄与することを目的としています。

主な活動内容:
   失敗学会では4つの分科会があり、それぞれ、組織行動による失敗発生のメカニズムを研究する「組織行動分科会」、 失敗知識の効果的配布を目指す「ゲームと失敗学分科会」、 事故、失敗、それらの原因に関する情報を集積・発信し、追体験の機会を提供する「失敗体験ネットワーク」、 関西地区において、様々な施設訪問、会合やイベントを通して失敗学会の活動活性化を目指す「大阪分科会」があります。
   大きな年次イベントは12月の年次大会と大阪夏の大会です。2008年からは秋の国際大会が予定されています。 これらイベントや月次懇談会では、会長、副会長、失敗学会分科会、個人会員や外部講師による失敗学に関する講演、 大きな事故・失敗の体験講演、失敗に学ぶことに関する講演が行われます。
   失敗学会ホームページでは、各活動内容を逐次報告するほか、会長や副会長の見学記、出版物、 メディア出演の情報を常時発信しています。ホームページからの情報発信に加え、世界中で発生した事故や不祥事を、 各年10件取り上げ、失敗学会員による分析と知見を失敗年鑑として出版し、失敗学による事故や失敗の分析を広めています。

【失敗体験ネットワーク概要】
リーダー:中田邦臣、メンバー:25名(2008年3月15日現在)。 2004年12月27日付で発表された失敗学会の提言「事故や失敗、またそれらの原因の保存」を具現化し、 それら保存物による「失敗に学び、再発も防止する」文化の醸成を目的として2005年5月28 日に設立された失敗学会の第3分科会。 全国に点在する失敗の展示品に関する調査及び事故や失敗またはそれらの原因の保存を推進する活動を行っており、 2006年 6月 2日に「失敗体験施設名鑑」を公開。



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