特定非営利活動法人失敗学会 |
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2008年12月 9日(火) 10:00~18:00 | |
工学院大学新宿キャンパスアーバンテックホール (東京都宿区西新宿1-24-2) 新宿駅からの地図(工学院大学ホームページ) 新宿駅西口地下通路からアーバンテックホール |
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失敗学会員:3,000円 (当日、受付にて現金でお支払いください) 一般参加者:6,000円 会員ゲストについて |
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失敗学会員は、ここをクリックして座席を選択してください
12月5日正午に締め切ります。 一般参加希望者は、事前に参加費を以下口座にお振り込みください。 12月5日正午に締め切ります。 振込手数料を差し引くなど、全額に満たない振込は無効とみなし、 失敗学会からの返却振込手数料と500円の事務手数料をさらに差し引いて返却します。 お振込後、 admin@shippai.org まで、電子メールにて以下情報をお送りください。 事務局でお振込を確認後、座席を予約し、電子メールにてご連絡します。振込・メール連絡後、2, 3日経っても事務局からのメールが届かない場合は、 事務局(090-7809-0079)までお電話下さい。 |
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懇親会への御参加は、会員、会員ゲスト、一般、共に当日昼休み以降に受け付けます。 |
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9:20- 開場 10:00-10:05 開会宣言、会次第、注意事項【飯野】 10:05-10:15 会長挨拶【畑村】 10:15-10:30 失敗学会報告【飯野】 10:30-11:00 組織行動分科会:失敗事例を組織行動の側面から分析【石橋】 11:00-12:00 副会長講演:人智を超えた複雑さが失敗を招く【中尾】 12:00-12:30 失敗体験NW(演題未定)【中田・児玉・加藤】 12:30-13:20 休憩 13:20-14:20 組織行動の「まずい!!」学【樋口】 14:20-14:40 大阪分科会:大阪分科会活動概要報告【大澤・飯野】 14:40-14:50 休憩 14:50-15:50 失敗学の活用としての「事務学」【宮崎】 15:50-16:20 パネル:事務学を考える【宮崎・ゲスト3名】 16:20-16:40 ゲームと失敗学分科会:子供に危険を伝える展示【飯野】 16:40-16:50 休憩 16:50-17:50 会長講演:危険学から見たブレーキシステム【畑村】 17:50-18:00 閉会の辞【畑村】 18:15-19:45 懇親会(8階、ファカルティクラブ) |
畑村洋太郎 失敗学会会長 工学院大学教授 東京大学名誉教授 |
危険学から見たブレーキシステム 人間と機械の分担領域が変わり、そこで事故が起こる。 技術者も利用(使用)者も技術の変化によって新しい危険が生じていることに気づかない。 このような危険に気づき、事故を予防するには技術の来歴を知る必要がある。 中越沖地震で起った原子力発電所の天井クレーン事故の原因を考えると共に、 さらに一般化して回転ドア・エレベータ・鉄道車両・クレーンなどのブレーキシステムを取り上げ、 技術の来歴が生み出す危険を考える。 |
中尾政之 失敗学会副会長 東京大学大学院教授 |
人智を超えた複雑さが失敗を招く ―ソフトウェア作りの挑戦― 今や、どんなシステムや器械にもソフトウェアが入っている。 しかし、トラブルは絶えない。社外クレームを調査すると、 事故の半分は運営ミスであり、たとえば、 組織のコミュニケーション不足やオペレータのウッカリミスである。 しかし、残りの半分は"エッそんな干渉があったの?"と驚くような失敗であり、 プログラムが人智を超えるまでに複雑になった結果の失敗である。 設計時にモジュラー化をすすめたり、企画からQAが同席したり、 検査に設計と同じ程度の工数をかけたり、多くの会社は必死に対策を練っている。 |
樋口晴彦 |
組織行動の「まずい!!」学 -どうして失敗が繰り返されるのか- 企業不祥事を引き起こした社員個々の問題行動は、あくまでも「引き金」にすぎない。その問題行動を誘発し、 あるいは看過した組織上の問題点について解説する。 |
宮崎 敬 失敗学会会員 |
失敗学の活用としての「事務学」 事務はあらゆる組織、業務に必須の仕事。営業などと比較した場合、 「誰でもできる簡単な仕事」と思われがちだが、事務ミスによって大きく社会的信用を失う危険もある。 投信をはじめとする金融商品や年金支給などの行政サービスも、事務が正しく行われなければ利用者への適正な提供は実現しない。 「人間は必ず間違える」ことを前提に、失敗学の立場から事務品質向上のための知識、技術、知恵の体系化に挑む。 パネル:事務学を考える 浦田健一郎 -企業年金連合会参与 高野善松 -有限会社オレンジ・ラボ代表 飯山 研 -日本マスタートラスト信託銀行(株)受託業務部長 進行:宮崎 敬 |
石橋 明 組織行動分科会長 |
組織行動分科会:失敗事例を組織行動の側面から分析 組織行動分科会では、「組織行動が失敗を誘発する」という仮説に基づいて、 組織事故や不祥事などの失敗事例を分析することによって、 組織の意思決定に影響を及ぼす背後要因を解明する研究活動を展開している。 組織文化、組織風土などのキーワードで表現される「組織行動の実体」を明らかにすべく、 組織の意思決定プロセスを探求し、事故や不祥事に至る状況の流れを研究している。 その研究成果の一例から組織行動によって過去の失敗事例が誘発されてきたことを推論する。 |
飯野謙次 失敗学会副会長 サイドローズ社代表 |
ゲームと失敗学分科会発表:子供に危険を伝える展示 2002年より開発を続けてきたクイズゲームは、 そのほとんどのクイズが実行者の知識を問うものであった。 基礎的な知識を増やすことは必要ではあるが、 知識構築のためのプラットフォーム開発は当分科会の目指すところではない。 今年度から来年度にかけては新しい試みとして、"子供に危険を伝える展示"を製作し、 コンテスト形式でその成果を競い、 さらに失敗体験ネットワークが行う横浜市政150周年行事に出展を目指すことにした。 |
中田邦臣 児玉 仁 加藤 豊 |
失敗体験ネットワーク発表:(仮題)失敗体験ネットワー活動概要報告 「事故や失敗、またそれらの原因の保存」を具現化し、それら保存物による「失敗に学び、 再発も防止する」文化を醸成する。 この目標に向け、2008年は東京大学の工学系教職員に機械や電気、高所の怖さを体験する「失敗体験研修」を実施した他、 外部参加者も含めた失敗体験見学ツアーも多数行った。来年は横浜開港150周年記念イベントにも出展の予定である。 |
大澤 勲失創研究所 大阪分科会会長 飯野謙次 | 大阪分科会発表:大阪分科会活動概要報告 大阪分科会は懇談会形式で、(1)会員自身によるテーマ発表、(2)三現に触れる機会として企業や施設の見学会、 (3)年に一度のイベントとして夏の大会の3つの柱で活動している。今年はそれに加えて春の地方大会実行の中心となり、 山陽地方の見学と合宿を行った。本年次大会では、分科会の活動概要報告(大澤)と、 活動の中から代表例として、『福知山線事故考察』(飯野)を発表する。 |
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