現代の社会は急激に変化しています。人類がかつて経験したことのない少子高齢化、情報通信技術(ICT)やデジタルメディアの日常生活への普及、
一方での人間的な関係の希薄化(他者との疎遠化)、効率化の下に人工環境で育つ子どもたち等々、これらの環境変化による脳の変容はまず社会能力(Social abilities)に顕在化する可能性があります。
このように未来の子どもたちや社会にとって重要な問題は、縦割りの専門化された学術分野や制度・政策の枠組みを越えて、皆で真剣に取り組む必要があると思います。
脳科学の最前線は、社会能力の脳内機序や、その前駆機能の発達を明らかにしつつあります。多様性を尊重し、人を思いやる(相手の立場に立つ)ことを初めとして、他者と共存するよりよい社会を築く礎について脳科学を基調に議論します。
シンポジウム事務局
<日 時> |
平成20年12月20日(土)10:00~17:45 |
<場 所> |
東京大学 武田先端知ビル 武田ホール(本郷)
地下鉄 南北線「東大前」徒歩10分、千代田線「根津」徒歩5分
武田先端知ビルホームページ
|
<参加費> |
無料、先着順(要事前登録) |
<申込方法>下記のURLからお申込みください。
http://www.prime-intl.co.jp/ristex3/
FAXでお申込みの際には、下記をご記入の上、事務局(03-6277-0118)まで送信願います。
- お名前
- ご所属
- 連絡先住所
- 電話・FAX番号
- 懇親会参加希望の有・無
- 今後のDM案内希望の有・無
<お問い合わせ>
シンポジウム事務局 (株)プライムインターナショナル内
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-13-10-601
TEL:03-6277-0117、FAX:03-6277-0118
E-mail ristex_sympo@prime-intl.co.jp
<出講者一覧>
小泉 英明 『社会性の脳科学』
渡邊 正孝 『学習と社会活動を支える報酬系』
長谷川 寿一 『進化理論からみた人間の社会性発達』
川島 隆太 『前頭領域の新皮質とコミュニケーション機能』
小枝 達也 『仲間関係の中で芽生える社会性』
定藤 規弘 『共感性や読心の神経科学ら』
河合 優年 『社会性と前駆要素の発達機構解明のためのコホート研究』
講演者によるパネル討議 -ゲストパネリスト:小出 五郎(科学ジャーナリスト)