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 〒113-0033 東京都
 文京区本郷 5-29-12
  admin@shippai.org  


『子供に危険を伝える展示コンテスト』開催のお知らせ

(5月6日更新)
 横浜市は2009年に開港150周年を迎え、これを記念して「開国博Y+150」として、 市内で幾つものイベントが開催されます。
 その中の1つが市民創発プロジェクトです。 このプロジェクトは、動物園でおなじみの「横浜ズーラシア」 に隣接するヒルサイドエリアにて、 7月4日から9月27日のおよそ3ヶ月間開催されます。 期間中ヒルサイドエリアには「Y150つながりの森」として、木立、風、水、丘、みはらし、いこい、の6つの広場、それに棚田と段々畑が配され、 その中央に「竹の海原」が設置されます。

 失敗学会員の中田邦臣さんは横浜市民。7月21日より7月27日の一週間、家族連れを主な対象に、 家庭や公園など身近な場所での事故例を紹介したり、アブナイ遊具、火災時の煙、赤外線式消火器使用など、 普段はできない危険や対応を体験できるコーナーを「竹の海原」に設けることにしました。題して「知っていますか?身近なアブナイ」プロジェクトです。
 そこで、失敗学会第三分科会の失敗体験ネットワークと 第二分科会のゲームと失敗学分科会が分科会対抗コンテストを開催いたします。

 『(仮題)子供に危険を教える展示コンテスト』を下記要領にて開催します。 家族連れ、特にお子様に、身近な危険の印象を体験してもらえる展示物をつくる、ものづくりコンテストです。

審査の結果、以下3つのグループが展示を競います。各グループの予算は8万円です。
  • ゲームと失敗学分科会『子供に危険を教える家』
  • 失敗体験ネットワーク『シートベルトをしないと・・・』
  • 大阪分科会     『たこ足配線と踏切非常ボタン』
   

コンテスト要領(3月7日発表)


変更履歴
3月7日:初版掲示
  1. 概要
    • 仮名称:子供に危険を伝える展示
    • 失敗学会にある4つの分科会、および失敗学会員を含む有志グループが参加資格を有する
    • 参加希望グループは期限内に展示計画書を提出し、ゲームと失敗学分科会と失敗体験ネットワークの共同審査を経て、展示物製作費予算を獲得する
    • Y+150での展示中に、展示を訪れた一般人の投票により展示物の得点を決め、賞品を製作者に贈呈する
    • 優勝展示に投票した人の中から抽選により一定数の人にも賞品を贈呈する。

  2. エントリー資格
    • 失敗学会会員を最低1人含む3人以上のグループ

     これは、たとえば失敗学会員がその家族と参加することを想定している。この要件を満たせば、1つの分科会から複数のエントリーがあっても良い。また、分科会員が分科会枠外からエントリーしても良い。
     同一人物が2つ以上のエントリーグループに入ってはならない。

  3. スケジュール
    3月31日(火):概要書提出
    参加の意思表明とどのような展示を目指すかの説明。次の計画書提出までに内容が変わっても良いとする。
    様式は任意。A4一枚以内。
    提出先: admin@shippai.org

    4月21日(火):計画書提出
    製作する展示物について以下の具体的な計画を書面にして提出。計画書提出後は展示内容の変更は不可。以下内容を含むこと。
    • 予算(目安は1案件5万円から10万円)
    • 概念スケッチ(家族連れ、特にお子様にどういう体験をして貰うかを記載のこと)
    • 必要な動力(次項の展示物制限を参照のこと)
    • 仕上がりの大きさと重量見積もり(次項の展示物制限を参照のこと)
    • 展示に必要な説明員とその資質(展示中、失敗体験NWメンバーが常時ブースにいるが、 出展物体験対応が十分にできるかは未定なので、説明が簡単なものが望ましい)
    • 想定される故障と復帰方法(展示期間中、合計1,000人近くが展示物を体験する見込まれます。 展示物はかなり丈夫にするか、予備機、予備部品など必要です)

    4月30日(木):合否と予算通知

    6月24日(水):展示物を本郷事務所に持参、もしくは送付

  4. 展示物制限
    展示物は以下の制限内で仕上げることとする
    • 1m x 2m のテーブル上に動作中も含めて安定して置ける
    • 大きさは、幅 80cm、奥行 80cm、高さ 80cm以内。可動部があってこの立方体から展示物の一部がはみ出しても、 幅 100cm、奥行 100cm、高さ 200cm以内とする。
    • 重量は20kg以内
    • 水は使用しない(ただし、閉鎖された容器の中で使用するのは可)

     上記4つの制約条件からはみ出す展示を行いたいときは、3月31日の概要書提出の際に申請し、 4月21日の計画書、6月24日の展示物を合わせてゲームと失敗学、失敗体験ネットワーク両分科会の承認を必要とする。

     さらに、以下の制限がある
    • 火は使用しない
    • 熱源の利用は、保護カバーがない状態でその熱源に触れてもやけどをしない程度のものとする
    • 圧力は、いかなる状態においても一般的なゴム風船内程度とする
    • 負圧の利用は、髪の毛、指などを吸いこまれない程度の負圧とする
    • 回転体等動きを伴う展示は、どの動作部や保護カバーが同時に壊れても、 その一部が飛散して上記制限寸法から飛び出さないこと
    • 動力は、一般家庭用 AC100Vコンセントを主催者側で展示場に提供する。展示物内に電池、輪ゴム、重力利用、 磁石等の動力源を自分たちで設置して使用してもよい。
    • コンピュータ制御は、これを利用して良い。主たる展示物の制御のために、予算外のコンピュータを展示物に接続して使用してもよく、 そのコンピュータは上記制限寸法の外にあっても良い。予算内で4bitマイコンなどの使用も可。
    • 予算外費用を自分たちで持って展示物の製作に当てることは、上記弱電数値制御目的のパソコン以外には認めない。
    • 展示物が動作する場合、繰り返しのために初期状態に戻す作業は、一度その方法を聞いた人が簡単にできること
    • 予算は、計画書の結果採用された案件の数による。また予算の配分は、 その時のゲームと失敗学、失敗体験ネットワーク両分科会の判断により、均等とならないこともある。 目安として1案件当たり、5万円から10万円程度である。
    • 展示物の全部を業者などに制作依頼することは認めない
    • 展示物の一部を業者などに制作依頼することは予算内で認めるが、その旨4月21日の計画書に明記し、 ゲームと失敗学、失敗体験ネットワーク両分科会承認を受ける必要がある
    • 展示物の製作場所から失敗学会本郷事務所までの移動にかかる費用は予算に含めること
    • 本郷事務所から Y+150展示場、また、展示物を失敗学会が展示後移動、保管するための費用は失敗学会が負担する


  5. コンテスト賞品
    • 展示物は、展示場を訪れた人の投票により、得点を競う
    • 訪問者は一人1票を投じる
    • ゲームと失敗学分科会リーダーの中尾先生が10点分の投票を行う
    • 投票は、記名、無記名どちらでもよい
    • 最高点を獲得した展示物に投票した人のうち、氏名・連絡先を明記した人の中から抽選で18人に500円の図書券を進呈する。

  6. その他
    • 展示場は屋外にあり、天井に相当する部分に目の粗い布状の屋根はあるが、激しい雨が降れば展示物は濡れる
    • 展示場の夜間の警備はない
    • 制御用コンピュータなど高価な物を展示に使用した場合、施錠できる保管用倉庫に保管できる。ただし、自分たちで展示場との間を移動、 もしくは、その移動を誰かに委託する必要がある。また、保管用倉庫に置いたからと言ってその保管を保証するものではない。
    • 展示物は展示後、失敗学会の所有とする。失敗学会は展示後、展示物を廃棄、もしくは保管する。
    • 展示物の制御に予算外のパソコンを使用した場合は、制御のためのソフトウェアのコピー、 あればI/Oカードとインターフェースケーブルは失敗学会の所有とする。 ソフトウェアの著作者は失敗学会にその使用権を認めることとするが、著作権は著作者が保持する。
    • 展示物の製作、移動、試運転等における不慮の事故、災害については失敗学会は一切の責任を負わない。 Y+150展示中の事故については、Y+150が保険でカバーする。
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