第71回失敗学懇談会 in 門真
松下幸之助に学び、生きた消防を体験する
日時:2009年9月12日(土),13:00~17:00
場所:大阪府門真市
参加者(16名)
大澤 勲, 藤井信彰, 本多 茂, 平松雅伸, 北村兼一, 児玉 仁,
福井則夫, 小川 正, 飯野 謙次, 原口文徳, 酒井雄二, 三田 薫, 木田一郎,
中尾英和, 佐伯 尚, 永濱 健
13:00 京阪西三荘駅集合、移動
13:15
パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館
15:00
守口市門真市消防組合消防本部見学
16:15 大阪分科会会合
18:00 懇親会、京橋(中華 3500円)
今回の懇談会は、守口市門真市消防組合 消防司令長の三田さんにずいぶんお世話になった。
先ごろ行われた
横浜開港博の展示でも、
子供に危険を伝える展示ブースへの人の呼び込みで大いに活躍されていた。
その軽快な口調を真似ることは、ついぞ誰にもできなかった。
京阪電車の西三荘駅に集まった私達は、
将来は消防士になりたいという参加者御子息の大学生1名を加え、
松下幸之助歴史館に向かった。筆者は、15年ほど前にこの歴史館を訪れたことがあった。
その時はあまり時間もなく、ざっと見て終わっていたが、今回はじっくりと時間をとることができた。
変わらず存在し続ける展示館はありがたい。
展示館に到着すると、まず映画室(ハイビジョンシアター)に案内された。そこで簡単な説明を受けた後、
松下幸之助の生涯と思想を簡単に紹介する映像『松下幸之助 商いの心』を見た。
関西で子供時代の大半を過ごした筆者は、松下幸之助を大いにたたえる環境の中で育ったと思う。
『商売の神様』、『経営の神様』などと呼ばれる。その賞賛に十分値するように、
子供の頃には丁稚奉公していたものを、やがて現在のパナソニックとなる松下電器を築き上げたのである。
しかし、その履歴を冷静に見ると、コンピュータ事業への出遅れなど失敗もやらかしている。
人の神格化は、その人が現役を退いてからでなければならない。現役中に神格化してしまうと、
その人が言っていること全てが正しくなってしまう。結局神ではないのだから、間違いも当然やらかす。
>> Part 2“消防本部訪問”はこちら、 (Part 2 は全文一般公開です)