｢東陶機器株式会社の創立は大正6年です。事業コンセプトとして、「水まわりからもっと豊かな生活を実現し、お客様の声に応える生活環境企業」となることを目指しています。TOTOと言えばトイレをイメージされるでしょうが、レストルーム商品以外にも、洗面･バス･キッチン商品などの総合住宅設備機器を主力商品としています。最近では陶器、金属加工技術中心から、樹脂、セラミック、光触媒などの材料技術の変化、ウォシュレットや給湯機など電子化や燃焼機器など技術分野の拡大、高齢化・環境に配慮した商品開発など取り巻く技術環境も変わってきています。｣

「新たなる技術への挑戦をする中で失敗を回避するには、過去の失敗を知識化し財産として如何に活用し失敗を予測できるかにかかっています。失敗学会では、失敗をハードとヒューマンエラーの両面で捉え発生要因を構造化されている点を学び、多角的な解析ができるスキルとマインドを学ばせていただきたいと思っています。TOTOでは失敗学をモデルとして、流通しにくい失敗情報を知識に変えるため、全社失敗事例研究会を始めました。これからは、他企業の方々とも交流させていただき、さらなるレベルアップで信頼のTOTOブランドを築いていきたいと思っています｡」

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