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第74回懇談会 in 大阪報告
-福知山線事故を考える-
横井祐一さん講演『福知山線事故の原因分析』

日 時:2010年1月23日土曜日
場 所:リーガルタワー大阪 (大阪市中央区淡路町)
参加費:大阪分科会員無料、失敗学会員 500円、一般 1,000円
参加者:平松雅伸、藤田 達、北村兼一、児玉 仁、横井祐一、
              三田 薫、飯野謙次、大澤 勲、藤井信彰、中尾英和
              間宮崇幸、永濱 健、本多 茂、田辺和光、大木 剛
              木田一郎、小川 正、岡田敏明、薄 知香志、磯部秀敏、
              タカキ カーラ
              一般:川口 満

【会次第】
13:30 集合 播磨屋ステーション大阪御堂筋 (おかき処播磨屋の無料カフェ)
13:40 3月13日懇談会予定、神戸市竹中大工道具館訪問(岡田敏明さん)
13:50 横井祐一さん講演「福知山線事故の原因分析」
15:00 休憩
15:10 福知山線事故について質疑討論会(大澤勲さん)
16:30 大阪分科会会合
              1月からの発表・訪問、春の地方懇談会計画、大阪夏の大会計画
17:00 終了

17:30 新年会(ざうお、5,000円)


 おかき処、播磨屋の無料カフェに集まったのは今回で2回目である。
 この日の大阪は快晴、梅田から播磨屋ステーションまで歩くことにした。 お初天神に寄り道をして、御堂筋に出るところで信号待ちをしていると、 大澤さんにバッタリ出くわした。やはり大阪駅から歩いて行かれる途中だった。 まだまだ冬の気温が頬を刺すものの、お日様は人をエコ気分に駆り立てる。

 リーガルタワー会議室に移動。途中退座をされる岡田さんがまず3月の懇談会予定訪問先、 竹中大工道具館について紹介された。 早く来られる人のために近くのアトラクション情報まで添えた実に親切な事前調査であった。 3月のこの見学会後は神戸中華街で懇親会を行う計画も立てられた。3月の懇談会・懇親会が大いに楽しみである。

 さて、今回は22名と久しぶりに大勢の参加者が得られた。講師の横井祐一さん経歴は、朝日大学経営学部ホームページより、 1991年同志社大学法学部卒、名古屋鉄道(株)で、鉄道現業の労務・安全衛生担当、 名鉄グループ全体の販売政策担当、交通事業の賠償法務担当を経て、社内ベンチャー第1号として、 プローグ・リスクマネジメント(株)を創設し、名鉄グループ歴代最年少社長となり、その後2008年4月朝日大学講師就任。
 つまり、鉄道の安全に関してのプロである。

 失敗学会、特に大阪分科会では地元ということもあって福知山線事故について考察、討論する機会が数多くあった。
  1. 第4回大阪夏の大会、アナウンス報告()
  2. 有志9名による御巣鷹山慰霊登山
  3. 第54回失敗学懇談会()、 ビデオ記録()
  4. 第5回大阪夏の大会()、 ビデオ()
  5. 失敗年鑑2005、福知山線脱線事故2009年3月掲載
 今回の横井さんによる分析は少なからず、そんな私達大阪分科会に衝撃を与えるものだった。

 まず全ての原因要素をトップレベルから考え、十分な情報を得られない要因については、 推測しかできないため断定せず、関連要因の可能性として留保されている。この辺り、 運転士が車掌と司令の無線通信に気を取られていたことを原因とした 鉄道事故調査報告書 とはずいぶん違っている。
 そして、要因を追い詰めていくと、“人間は過ちを犯すものであるから、バックアップの仕組みが必要”とされている。 注意力に頼るのではなく、仕組みが必要というわけだ。 そして ATS (失敗年鑑参照)が必要だったとの結論。
 ただし、ここからが興味深い。

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