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Forum 77 in 春日
子供のための製品安全を考える

西田佳史:産業総合技術研究所

日 時:2010年4月17日土曜日、14:30~16:30
会 場:文京シビックホール 3階会議室2
参加費:失敗学会員 500円、一般 1,000円 (懇親会は別途実費)
参加者:飯野謙次, 渡辺久剛, 宮城正英, 中田邦臣, 石山秀雄,斉藤貞幸,
         飯田良介, 上原 龍, 児玉 仁, 本村和也, 宇於崎 裕美, 齋藤 稔,
         平 真寿美, 奥村丈夫, 水野義一, 酒井雄二, 佐々正光, 平 和昭,
         中村 弘, タカキ カーラ, 浅井香葉, 中原信貴, 石橋万樹, 廣田純子,
         八木義雄
         一般:木曽 智

15:00 日常生活の情報科学に基づく製品安全技術 【西田佳史】
16:30 質疑応答
16:55 終了

17:00 懇親会、庄屋 3,500円



子供のための製品安全を考える

 人は誰でも事故に遭ったことがある。規模、被害の大小は様々だがこればかりは否定できないだろう。 その原因が自分、他人、あるいは物だったりするが、傷害の原因も被害者も意図しないできごとであれば事故、 原因を作った人が意図したことであればこれは事件である。意図して何もせずに傷害にいたればこれもまた事件。 言葉は難しい。
 子供は大人より事故に遭いやすい。運動能力が不十分で事故を回避する行動が取れないこともあるが、 経験が少なく、自分の行動の結果を予測する能力も劣っているので思わぬ怪我をすることが多い。
 大人の場合は、『たるんでいるからだ。これからはもっと注意するように』となるが相手が子供だとそうも行かない。 自然、見守りが足りなかったとその矛先が保護者に向くが、 そもそも大人に対するこの注意喚起の対策も、あまり効果がないことがわかっている。 機械ではない人間は、注意散漫になることがあるのは当前だからである。
 子供の視点で見てみよう。なにやら楽しそうなものが目の前にある。 『たのしそう』なんて考えるわけでもなく、それをつかんでみるのは反射的な行動だろう。 そして、思わぬ危険が潜んでいて怪我をしてしまう。 そのを子供の手の届く場所においたのは大人だし、 決して子供に怪我をさせようと目論んだわけではないが、考えが足りなかったと言われればぐうの音も出ない。
 ではどうしたものかとうんうん考えてはみるものの、 もともと考えが足りないのだからいい解決も浮かばない。 そんな私たちにとって一つの道しるべを示してくれるのが、今回講演をお願いした西田さんだ。

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【飯野謙次】


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