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 会員中島達雄さん、
アメリカ科学振興協会発表

 失敗学会員、失敗体験ネットワークメンバーで、アメリカのデューク大学の客員研究員である中島達雄さんが先月、 ワシントンDCで開かれたアメリカ科学振興協会(AAAS)年次大会のポスターセッションで研究発表をされました。

 研究テーマは原子力事故をめぐる新聞報道です。2007年の新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原子力発電所が被災しましたが、 他の原子力事故や2005年の福知山線脱線事故の報道と比較したうえで、柏崎刈羽原発被災の報道は過剰誇大だったのではないか、と指摘しています。 失敗学の観点からも大変参考になる内容です。

 今回の発表内容は、中島さんが2010年2月にまとめた博士論文 「原子力事故報道の内的要因分析」がもとになっています。


ポスター縮小版と概要を見るには
ここをクリック[pdf ファイル、320KB]
 
 博士論文を見るにはここをクリック
[pdf ファイル、1.8MB]

 『原子力事故報道の内的要因分析』
中島達雄
 中島さんから届いた便りです。
「デューク大学には、2008年11月に失敗学会の国際大会でご講演されたヘンリー・ペトロスキ教授がおられます。 先日、教授の許可を得て、授業を覗いてみました。2001年のアメリカ同時多発テロ事件で崩壊した世界貿易センタービルの構造について、 教授と学生が熱い議論を繰り広げていました」

 中島さんの活躍に大いに期待します。
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