特定非営利活動法人

失敗学会

広告掲載について 広告掲載について 広告掲載について 広告掲載について
 入会案内
 連絡先
 International
   日本語ホーム
 組織
   設立主旨
   法人会員
   個人会員 
   分科会
   貸借対照表
   個人情報保護方針
 ニュース
   過去のニュース
   関連・推薦書籍
 会員ページ
   パスワードを忘れたら
   会員個人情報変更
   失敗学フォーラム
 〒113-0033 東京都
 文京区本郷 5-29-12
  admin@shippai.org  


今、福島で何が起きている?何故起きたのか?
これからどうなる?

<<最新メモはこちらをクリック>>
3月14日付け、失敗学会メールマガジンより、

 3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により被害を受け られました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 一人でも多くの方の命が救われるよう、併せて被災に遭われた 方々の一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
     (中略)
 本日、失敗学会会員の吉岡律夫さんが、フジTVの「知りたがり」 に出演され、福島第一原子力発電所の事故に関して、冷静に、かつ 正確に事故を解説されていました。
 吉岡さんの情報解説を、内部メールリストであらかじめ共有して いた失敗体験ネットワークメンバーの多くは、放送を視聴できまし たが、失敗学会でも近々に吉岡さんの解説を聴く機会をアレンジ したいと考えています。
     (後略)

 その吉岡律夫さんが快く、資料の公開を御提案くださいました。

 ここに挙げた一連のメモは、失敗学会の公式見解ではありません 。
 また、福島第一原子力発電所では、24時間体勢で緊急対応がなされています。 現場では短時間作業で交替の繰り返し、被ばく線量を監視しながらの決死の作業が続いています。 その現場でも現状の把握が非常に困難です。
 吉岡メモは、主に新聞、テレビなどで発表された一般の情報を元に推察し、このような事態も考えられるということを記述しています。 現状把握ができるまでは、可能性が高くて危険な状態にも備えた方が望ましいと考えるものです。
 関係者による一刻も早い緊急事態の収拾を切に望みます。

吉岡メモ一覧表

4月21日(21:15)第29報 最初の水素爆発は防げたか<< ここをクリック
4月20日(15:30)第28報 各号機の判断の変更<< ここをクリック
4月18日(11:30)第27報 各地の放射線量の予測<< ここをクリック
4月17日(11:30)第26報 水素爆発までの時系列<< ここをクリック
4月15日(21:00)第25報 4号機プール放射能の謎<< ここをクリック
4月13日(21:20)第24報 プラントデータを読む<< ここをクリック
4月12日(21:00)第23報 “レベル7”の件<< ここをクリック
4月11日(11:00)第22報 緊急講演QandA<< ここをクリック
             質疑応答の一部は上のリンクから公開。残り2から4ページは会員リンク。
             質疑応答全記録 ()
4月8日(14:30)第21報 新たな脅威<< ここをクリック
4月6日(21:00)第20報 崩壊熱計算式について<< ここをクリック
4月5日(9:30)第19報 原子炉圧力容器は健全であるか?<< ここをクリック
4月3日(16:30)第18報 2号機からの放射能<< ここをクリック
4月1日(21:00)第17報 海水への放射能流出<< ここをクリック
3月30日(20:00)第16報 真の勇者達<< ここをクリック
             産経新聞、再臨界の可能性極めて低い ()
3月29日(14:20)第15報 圧力容器損傷、プルトニウム検出<< ここをクリック
3月26日(12:00)第14報 4号機燃料プールの水<< ここをクリック
3月25日(22:00)第13報 作業員、火傷<< ここをクリック
3月24日(21:00)第12報 1号機温度計は壊れていた<< ここをクリック
3月23日(21:00)第11報 もし臨界が起こったら<< ここをクリック
3月22日(21:00)第10報 3号機 MOX は大丈夫<< ここをクリック
3月21日(17:30)第9報 4号機の現状<< ここをクリック
3月20日第8報 水蒸気爆発は起こらない<< ここをクリック
3月19日第7報 臨界事故が起きない理由<< ここをクリック
3月19日第6報b 最後に勝つ<< ここをクリック
3月19日第6報a 4号機燃料プール水位<< ここをクリック
3月18日第5報 頭の中が真っ白に<< ここをクリック
3月17日第4報 何が起きる?<< ここをクリック
3月16日第3報 審判の日?<< ここをクリック
3月15日第2報 TMIよりひどいのか?<< ここをクリック
3月14日第1報 国内初「炉心溶融」か セシウムを検出 福島第一原発<< クリック

 第1報が3月14日に書かれたことに御注目ください。あれだけ少ない情報から、 水素爆発を言い当てています。
 失敗体験ネットワークのメーリングでは、今でもどんどん情報が流れています。

 ところで、枝葉なことかも知れないが、福島第一原子力発電所は、 1から5号機までの格納容器はトーラス型(ドーナツ型)のサプレッションプールを使用した マークI、6号機がマークIIである。そしてトーラスの断面図は、以下のように描かないと、 球体が2つ空中に浮かんでいるのかと勘違いする。


トーラスの正しい断面図

飯野謙次
    吉岡さんからのメモの修正箇所を以下に掲げます。
メモ番号・場所
修正前 修正後 備考
第17報、p1、下から9,10行目
800+200+3000、即ち、4000 トン 2400+200+3000、即ち、5600 トン 上記計算より
第17報、p1、下から8行目
海水注入量800 トン 海水注入量2,400 トン 上記計算より
第17報、p1、下から16,17行目
毎時2 トン、1 日約50 トンなので、16 日間で800 トンです。 1号機は毎時5トン、2、3号機は8トン、1 日約150トンなので、16 日間で2,400 トンです。 4月2日、日経より
第4報、p1、下から8行目
1wの電球も800 万個 0.3wの電球も1000 万個以上 上記修正と相殺、後の記述は間違っていません
第4報、p1、下から16行目
燃料ペレット1 個の発熱は1W 燃料ペレット1 個の発熱は0.3W 正確な数字に直しました
第4報、p1、9、10行目
コンクリートの強度は水で持っていて、水が蒸発すると、砂に戻るので、100 度以上で崩壊する コンクリートは300°C 以上の高温に長時間にさらされると、 鉄骨の膨張とセメントの収縮で結合部が破壊され、崩壊する コンクリートの専門家にご教示いただきました
第3報、p1、下から3行目
福島には数百年は人が住めない 福島第一原発付近には数百年は人が住めない 発電所を福島と呼んだため、誤解を招いたかも知れません
第2報、p4、12行目
1万トンくらいの水 約1300トンの水 4号機燃料プールへの注水が急務だったことは変わりません
第2報、p2、下から4行目
4万本・・200w・・電球2個分 3万本・・270w・・電球3個分 2800°C にならないという結論は変わりません
第2報、p1、5行目
5万m3 50mx40mx(高さ約)20m とすれば、
4万m3
 
第2報、p1、4行目
5万m3 5千m3 次の修正も考え、爆発するのに十分な量であることは変わりません


3 4  5月 6 7 8
1946年5月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

失敗知識DB

失敗年鑑

個人会員紹介
2024番様のページ

法人会員紹介

失敗体験施設名鑑
 
Copyright©2002-2024 Association for the Study of Failure