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『吉岡メモありがとうございます』

 今、失敗学会ホームページの吉岡メモが非常な関心を集めている。 アクセス数が通常 1日 700セッション*のところ、5、6倍の 4,000セッション前後となった。
*: セッションは、30分以内に同じPCから複数回アクセスしても 1回と数える。すなわち実際のアクセス人数に近い数字。

 識者の間で賛否両論の吉岡メモであるが、防衛省発表の4号機映像では結論を見出すことはできなかった。 昨日は、米軍無人偵察機グローバルホークがこれまで撮影してきた映像が公開されると発表があったが、 この発表が待たれる。

 吉岡メモは、4号機燃料プールの底が抜けている可能性が大としているのに対し、 大方の識者はその可能性は小さいとしている。
 これが抜けていると抜けていないでは、日本だけでなく、現在世界中にある原子力発電所をどうするか、 また、今後の電力政策をどう進めるか、大きく変わってしまう。

 もんもんと映像を待っていると、吉岡メモを読んで失敗学会に通信を送ってこられた方がおられた。 以下、御本人の了解を得、全文ではないが御紹介させていただく。
飯野謙次


『吉岡メモありがとうございます』

失敗学会 ご担当者様

 私、北海道のニセコで観光プロモーションの仕事をしております青木と申します。

 私の仕事は、海外からお客様にニセコに来ていただけるように様々な活動をしているのですが、 今回の原子力発電所の事故は大きなマイナスイメージになっております。
 幸いにして、北海道は放射線、放射性物質の影響をうけていないので、 事故が収束した時点で正確な情報を発信できるように、文部科学省のデータを日々を集計しております。
 それと合わせて、それらのデータを的確に分析できるように情報を集めていたところ、吉岡メモに出会いました。

 各地の放射線量をグラフにしていて、茨城が特徴的な動きをしていて気になっておりました。

 吉岡メモの4号機の現状についてのレポートを読ませていただき、納得がいきました。

 それをメモ書き程度の内容ではありますが、添付の形にまとめてみました。

 学生時代は、高専で熱工学(ヒートパイプ)の研究室にいたので、 物質の相変換については一般の人よりはイメージができるつもりでいます。(25年も前の話ですが・・・)

(中略)

 長いメールの最後になりましたが、今回の震災で亡くなれた方のご冥福をお祈りするとともに被災された方々の一日も早い復興を願っております。

一般社団法人 ニセコプロモーションボード
事務局次長 青木 智一
〒044-0081
北海道虻田郡倶知安町山田204 ニセコ高原ホテル 1F
TEL 0136-21-2551
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