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「安全第一」の社会学

これからの日本の真の「安全」を考える
10月1日フォーラムのご案内はこちら

 7月某日、一冊の本が失敗学会事務局に届けられた。 著者名の金子毅さんは失敗学会会員ではないなと思いながら、“東日本大震災によせて”と題されたまえがきに少なからぬ興味を持ち、 読み始めた。初版発行が7月25日だから、急いで書き加えられたのだと思う。その6ページのまえがきの中に毅然と書かれてあった。
『日本政府や東京電力をはじめとする電力会社、「原子力村」と揶揄される学者や官僚たちの集団が「想定外」という筋違いの弁明を繰り返し、 これをそのまま連日垂れ流すだけの大本営的なマスコミの姿勢。』

 私は思わず拍手をした。金子氏は現在韓国で教鞭を取られている。外から見るからマスコミが巻き上げる“気”に影響されずに冷静が判断ができるのだろうか。 さらに読み進める、
『この温床の中でより強化されるのは、国家や企業の倫理なき「安全」管理体制における、「千年に一度のことを想定する必要はない」という根拠なき 「安心」へとまどろませようとする姿勢であり、本書の中心テーマとなる客観的な「安全」の自覚と、これを主体的に構築する「安全主体」 の決定的な欠如を論ずる意義は、まさしくそこにあるのである。』

 しばらく前からやたらアニメで流行っているこの文末の表現も、世で初めて話題にしたのは早稲田大学を創立した大隈重信と、 つい先日訪れた佐賀の大隈重信記念館で知った。その知識がなければ、「なんとマンガちっくな」と思うところを「まじめな、、」 と思ってしまうところが“時”のいたずらか。
 ページはおそらく前から用意されていた序章へと進む、
『・・まず筆者の行うべき作業は、「安全の原点」とは何なのかを文化論的に掘り下げ、同じ失敗を繰り返す理由を、 なぜ日本人に「安全」という考え方が根付かないのかという問いとして読み替えることである。』

 “Safety First”と「安全第一」はその成り立ちから違っており、私たちは安全と安心を混同し、 挙句の果てに四文字熟語のように併記しているところがそもそも間違っているとのことだ。 失敗学会の活動を不毛なものに終わらせず、本当の意味での成果を世の中に送り出していくためにもこの本を読むだけではなく、 直接金子氏にお会いして意見を交換したいと思った。
 もちろん、盲目的に金子氏の言葉を絶賛するためではない。今回(10月1日の失敗学フォーラム)は、 中尾先生のお世話にもなって、韓国から金子先生をご招待できることになった。本当にまたとないチャンスである。 多少の無理をしてでも、失敗学会会員の方にはライブの聴講をお勧めするイベントだ。 その割には、いつもはワンコインのフォーラムなのにと思われるだろうが、失敗学会がその運営に失敗しては元も子もなくなる。 ぜひ参加していただき“失敗学”の方向、これからの日本に真の“安全文化”を根付かせる方策を大勢で模索したい。
【飯野謙次】
10月1日フォーラムのご案内はこちら


「安全第一」の社会学は、どこから集めたのだろうというイラストも豊富で読んでいて痛快な社会史の本である。このイラストは、 同書83ページから、国民精神総動員中央連盟編、1938『安全報国読本』29項からとして掲載されている。
『朝夕 機械に挨拶!
 お早やう ございます 今日も シッカリ 働きませう』
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