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第9回大阪夏の大会報告


日 時:2012年7月7日(土)、 9:50〜17:00   (懇親会 17:30 - 19:30)
場 所:大阪府社会福祉会館5階ホール
参加費:会員 3,500円、一般 7,000円

会次第
09:20 開場
09:50 開会の挨拶【大澤勲】
10:00 日本酒は何故飲まれなくなったのか?【片桐新之介】
11:00 日本の企業風土と現公益通報者保護法の問題点【串岡弘昭】
12:00 休憩
12:50 シンガポールを中心としたアジア医療機器開発と医療ビジネスの現状【尾崎美和子】
14:00 休憩
14:10 ボタンを掛け違えてはじまった日本の原子力開発【今中哲二】
15:10 我々は福島事故から学んだのか?【吉岡律夫】
16:10 この危機をどう乗り切る【パネルデイスカッション】
16:45 閉会の挨拶【大澤勲】




 今年で第9回目となる大阪夏の大会は7月7日(土)に開催された。例年より早い日程を失敗学会HPで告知するのが遅くなり、 そのため予定を組むのが難しかったとの声もあった。 参加者数が昨年より若干少なかった(会員33名、ゲスト・一般7名、ITC関係40名、外部講演者5名、内部講演者2名の計87名) のもそのせいだろう。“反省”と手をそっと置く場所はない。来年は少なくとも日程が決まり次第そそくさと発表しよう。 大会前日、大阪では大雨のため交通の足が乱れたとのことだったが、当日朝には天気も回復し、夏の猛暑を予感させる1日となった。

この写真は会員のみ  さて、大阪分科会リーダーの大澤さんの挨拶で幕を開けた夏の大会。 トップバッターはNPO法人おもしろ農業代表理事の片桐新之介さんだ。 一次産業を活性化させるべく活動されているが、今回は農業の話ではなく、日本酒の話を選ばれた。 今年の5月に政府による「ENJOY JAPANESE KOKUSHU (國酒を楽しもう)」 プロジェクトが立ち上げられたこともあり、この演題で行こうと考えられたようだ。 ここで言う國酒とは焼酎・日本酒を指す。 このプロジェクトが果たして上手くいくのか悩まれた片桐さんは、その疑問を特に日本酒に関して解説してくださった。 また、私たちの日本酒の売り上げ減少の原因についての考察も示された。
 どうしたら日本酒離れを防げるか、日本酒の海外進出を成功させるためには何が必要なのか、 その答えを簡単に示せれば苦労はない。 片桐さんが考える道筋は、酒蔵の意識改革と若い人へのアピール、日本の食文化に伴走した日本酒の海外進出、 酒税法の改革案など多肢に渡る。それらの話を聞いていると、日本酒もグローバル化が必要な時代にきているような気がしてくるのだった。

この写真は会員のみ  時代は常に変化していくのは当然な話だが、変化を実感できるのは過ぎた日を振り返った時である。 そして前を向くと、やはり問題は山積みで、試行錯誤しながら進むしかないのだ、と二番手に登場の串岡弘昭さんの話を伺いながら思った。
 1974年、当時28歳の串岡さんは闇カルテルを内部告発し、そこから60歳の定年までに起こった様々な出来事の経緯をお話くださった。 最近よく耳にする「企業のコンプライアンス」はどこにある?という内容だ。 当時の上層部はいったいどうなったのか、 その後企業の変化はあったのかということを、もっと詳しく聞いてみたかった。
 串岡さんは2006年4月に施行された公益通報者保護法の問題点についてもお話くださった。 聞きながら私は、日本では何か問題があると法令を整備することで問題を解決しようとする傾向がみられるが、 その傾向そのものが問題ではないかと考えた。 法整備も大事であるが、どこに問題が潜んでいるのか、その問題をどう扱い解決すべきかを個々にきちんと考えることが必要なのではないか。 法を作ったから対処が終わった、では社会は進歩しない。 考えるために様々な事例を見聞することはやはり大事だ。だから今回のように串岡さんの話を聞くことも有効である。

この写真は会員のみ  昼食休憩を挟み、午後のトップバッターは尾崎美和子さんだ。 昨年7月のフォーラムでお話いただき、これはもっと多くの人に聞いてもらおうと、 1年経過してようやく叶った次第である。私は今回、噂に聞いていたビデオ画像を初めて拝見した。 パーキンソン病患者が深部脳刺激療法で歩けるようなった映像など、驚きの連続であった。
 それと同じくらいに驚いたのは、シンガポールの高い医療水準とサービスだ。そしてこれらの医療サービスは国の基幹産業として捉えられていることだ。シンガポールでは、2012年までに100万人規模の外国人患者を受け入れるという明確な目標をあげ、具現化するために様々なことを行っている。 その内容をここで全て紹介することはできないが、聞けば「日本の高度な医療技術も産業として成り立つ」と思える。 医療が産業となる、という考えは私にはまったくなかったので驚くと同時に、医療もグローバル化の時代かとしみじみ思った。
 尾崎さんは今、シンガポールを拠点に、アジアメディカルセンターの代表として活躍されている。 この組織は日本の先端医療などの高い技術をアジア医療市場と結びつけるためのプラットフォーム機能を提供している。 これからが非常に期待される活動だと思う。

(つづく)
福本喜枝(ふくもと・よしえ)


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