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第10回失敗学会大阪夏の大会
2013年大阪夏の大会は、第10回となる記念大会です。失敗学会外部から講師をお招きして勉強をしようと、この年間行事は 2004年7月10日に始まりました。2006年の第3回は9月開催にずれ込むなど、困難な時期もありましたが、関西地区を中心とした大阪分科会のイベントとして、春合宿と共に今では確立された行事です。毎年、この開催を心待ちにされている方も多くおられます。
2年前の東日本大震災、それに端を発した福島原発事故、行政体制の変化と経済情勢の乱高下。そして追い討ちをかけるかのような天候変動。今は世の中の振れ幅が大きく、自分が進むべき道がわからなくなってしまいそうです。そんな中、目標の大小に拘らず舵をどう切ればよいか、考える機会として今回の大阪夏の大会を企画しました。
ターゲット達成のための素早い軌道修正、先人、同人の経験、事故が発生したときにそれにどう向き合わなければならないか。正しい分析を目指すだけではなく、苦しくてたまらない心の問題にどう立ち向かうか、また失敗に陥らないために今何ができるか、皆さんと御一緒に考えたいと思います。
本記事末尾にこれまでの参加者数経緯と、これまでの夏の大会ポスターを示します。今回の第10回大会はこれまでに増して、より多くの方にこのイベントを体験していただけることを心から願います。
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オンライン申込は 7月18日正午で締切りました。
以降のお申込みは失敗学会会員、一般参加ともに大阪夏の大会参加希望と、懇親会参加・不参加の別をお書き添えの上、
admin@shippai.org
まで御連絡いただくか、当日、そのまま受付にお越しください。
なお、失敗学会会員の方は当日駆け込み扱いとなり、当日一旦一般参加費をお支払いいただきます。 後日、会員資格を確認後、差額から手数料を差し引いて返金します。
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日時: |
2013年7月20日(土) 9:50~16:45 |
ポスターはココ |
場所: |
マイドーム大阪 8階 第1・2会議室 |
参加: |
失敗学会会員 3,500円 (要事前申込、支払いは当日現金)
会員参加登録確認とドタキャンはこちら ()
会員ゲスト 3,500円 (要会員事前申込、会員・ゲスト総額事前振込)
一般5,500円 (要事前申込、事前振込)
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やむを得ぬ事情によるキャンセルは、手数料を差し引いた後、返金します。
懇親会は、会員、会員ゲスト、一般の区別なく、別途実費がかかります。
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スケジュール
09:20 開場
09:50 開会の挨拶【大澤勲】
10:00 製品開発を成功に導く早く失敗を知る方法【髙木正和】
11:00 地震減災の今後【河田惠昭】
12:00 休憩
13:00 正しく早く防災情報を伝えるには【金田義行】
14:00 仕事と私【高嶋善彦】
15:00 休憩
15:15 失敗こそ悲嘆に落ち入る体験【髙木慶子】
16:30 閉会の挨拶【大澤勲・飯野謙次】
16:45 終了
製品開発を成功に導く早く失敗を知る方法
髙木正和(たかぎ・まさかず)製造業専門中小企業診断士
工業分野の製品開発の成功とは、ただ売れることではありません。その製品が市場で安定して機能しなければ失敗となります。ましてクレームとなっては社会に損害を与えてしまいます。市場での失敗を設計段階で先取りすることが製品開発を成功に導くのです。市場ノイズを考慮して、機能の安定性を評価する方法が品質工学です。この考え方が工業分野に限らずより広いビジネス分野に通じることを事例を交えて紹介いたします。
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地震減災の今後
河田惠昭(かわた・よしあき)関西大学社会安全学部 教授
東日本大震災の発生を契機として、「想定外」災害にどのように対処すればよいかが議論されてきました。そして、結論は、“想定外の災害はこれからも起こるけれども、最悪の被災シナリオを想定して減災対策を進める”ということになりました。しかし、実際に減災対策が効果を発揮するためには、この考え方だけでは不十分です。なぜ、不十分なのか、十分にするにはどうすればよいかについて現状を報告します。
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正しく早く防災情報を伝えるには -南海トラフ巨大地震大津波から「命」を守るために-
金田義行(かねだ・よしゆき)海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクトリーダー
再来が危惧される南海トラフ巨大地震大津波にどのように備えるか?地震発生予測の高度化にはまだ多くの課題があるが、地震津波の早期検知や避難の迅速化の研究開発については大きな進展もある。沿岸域の皆さんにとっては、大津波からの「迅速な避難」が「命」守るために最大唯一の手段である。ここでは稠密に展開された海底観測網や先進的なシミュレーションに基づく避難の迅速化を含む防災減災研究の現状や課題について述べる。
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仕事と私
高嶋善彦(たかしま・よしひこ)高嶋技研創業者、センシング技術アドバイザー
- 私がどんな仕事をしたかったか、仕事探しをした。
- その為の学校に入り、希望の放送局に入れた。
- 無理な仕事がどんどん来た。これをクリア―するのが楽しかった。
- しかし通常の放送業務は退屈で、つまらなくなってきた。
- その為退社して、自分の会社を作った。
- 新しいことで、楽しい毎日が続いた。
- 社員も増えたがその割に仕事が増えず、借金生活が始まった。
- センシング研究会の誘いで、ヨーロッパの大学を廻った。結果私も彼らに劣っていない、自信がついた。
- その後は怖いものなしで、業界雑誌にどんどん意見を書き、製品を展示会に出品した。その結果、開発費を頂ける仕事がどんどん来て、安定してきた。
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失敗こそ悲嘆に落ち入る体験
髙木慶子(たかき・よしこ)上智大学特任教授、同大学グリーフケア研究所特任所長
人生の中で経験する悲嘆は自分自身にとって大切なものの喪失することですが、その体験の中で、忘れてはならない事の中に「失敗」があります。失敗は各自が作った目標に達成しなかったことや、その経過の中で思いがけない出来事に遭遇することなど、いろいろあります。特に人生設計にくるいが出ること、事故や災害に遭遇する事なども、大事な失敗ではないでしょうか?その失敗後に必要なグリーフケア(悲嘆ケア)についてお伝えしたいと思います。
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第9回: 2012-07-07
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第8回: 2011-07-23
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第7回: 2010-07-17
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第6回: 2009-07-18
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