第12回失敗学会大阪夏の大会
【仮スケジュール】
09:50-10:00 開会宣言、
平松雅伸 失敗学会大阪分科会会長
10:00-11:10 わが祖国日本への戀文、
佐藤一彦
11:10-12:20 関西大学災害対応 -備蓄状況の紹介と見学、
安部誠治
12:20-13:20 休憩 (各自昼食)
13:20-14:30 災害弱者と避難所運営 -大震災の経験と教訓、
八幡隆司
14:30-15:40 防災ゲームで手軽に学び考えるリスク・コミュニケーション、
窪田新一
15:40-15:55 休憩
15:55-17:05 失敗まんだらのアクティブ活用、
飯野 謙次
17:05-17:15 総括、
平松雅伸・飯野謙次失敗学会副会長・事務局長
18:00-
贔屓屋 高槻店 (参加費別途実費)
大会参加費: 一般 7,000円
失敗学会員、会員ゲスト 3,500円(ホスト会員欠席の場合、7,000円)
ゲスト参加は、ホスト+ゲスト参加費の事前振込みが必要です。
失敗学会員の単独参加は、参加表明後、当日参加費をお支払いください。
このイベントは終了しました。
講演予定
わが祖国日本への戀文 -大阪府警の荒場の男が吉水神社宮司になるまで
佐藤一彦(さとう・かずひこ) 号:素心(そしん)
昭和16年山口県山陽小野田市生まれ。県立小野田高校を卒業後、昭和36年 4月大阪府警巡査を拝命。主として機動隊(第一中隊・特殊部隊訓練指導)勤務。阪神淡路大震災で神戸の救援やボランティア活動から、突然襲う自然の驚異に対して人間の無力さを痛感し思うところがあり、退職を55歳と思い定め、警察官から神職の道へと進んだ。
現在、奈良県吉野町の吉水神社宮司。北朝鮮に拉致された日本人を救う会奈良県会長。奈良師友会会長。けんむの会会長など。
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関西大学災害対応 -備蓄状況の紹介と見学
安部誠治(あべ・せいじ) 関西大学社会安全学部 教授
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災害弱者と避難所運営 -大震災の経験と教訓
八幡隆司(やはた・たかし) ゆめ風基金 理事
阪神大震災はもとより東日本大震災においても障害者は避難所に行くことができず、避難所での避難をあきらめていた。障害者が安心して避難所に行くためには、障害を持たない人が避難所運営に慣れていることがまず必要です。また今は障害者と健常者が付きあう機会が少なく、日頃からもっと障害者と健常者が交流を進めることも大切な視点です。防災ということだけでなく、日常にも役立つコミュニケーションづくりこそ、最大の防災といえます。
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防災ゲームで手軽に学び考えるリスク・コミュニケーション -クロスロード・HUG・LODEの紹介
窪田新一(くぼた・しんいち) 市民フォーラムおおさか 代表
防災・減災では、積極的に『災害のリスク』と向き合う姿勢が大切です。いつ起こるかわからない大災害に備え、日頃からの“自助”に加え、“共助”が不可欠です。
それには予め災害時におこりうる危機や問題について、各々がイメージできることが大切です。今回、「災害リスクコミュニケーション」を学ぶ1つのツールとして、防災ゲームを紹介します。災害に直面したと仮定し、想像力を働かせてどう対応するかを皆さんに模擬体験してもらい、共助への理解を深めていただきます。
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失敗まんだらのアクティブ活用
飯野謙次(いいの・けんじ) サイドローズ社代表
失敗学が形成された2000年前後において、失敗まんだらは事例体系化の結果生まれた失敗学の象徴的グラフである。1,000件以上の工業界での事故事例をその母体に持つ失敗まんだらは、他分野でもその有効性が発見され、新たなグラフに変態しながら体系化、知識共有に利用されている。さらに事例情報の分類という受動的な利用にとどまらず、発生前に問題個所を指摘する失敗まんだらの能動的利用が提唱されている。失敗まんだらの能動的利用について解説する。
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