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文科省、三重大学グループに Super 評価
飯野謙次
以前、紹介した文部科学省による大学教育支援事業、『産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業』の中の1つ、中部圏23大学(幹事校: 三重大学、副幹事校: 名古屋商科大学、名古屋産業大学、静岡大学、金城大学短期大学部)が参加する『中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化』事業の最終評価が発表された。 失敗学を積極的に取り入れた同事業は、「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業委員会」所見で、「当初の計画を超えた取組が行われた」S評価を受けた。S評価を受けたのは参加10大学グループ中、本事業の三重大学グループと、新潟大学グループだけだった。Sはもちろん、Super の頭文字である。 三重大学グループは、アクティブラーニング、インターンシップについて、それぞれ実際の失敗事例を収集し、失敗原因と結果のまんだら作成までこぎつけた。さらに副幹事校、名古屋商科大学亀倉正彦教授等が中心となって作成された、 『アクティブラーニング失敗事例ハンドブック』 名古屋産業大学成田暢彦教授等が中心となって作成された、 『インターンシップ失敗事例ミニハンドブック』 の成果が大きかった。 Click で拡大 Click で拡大
これらハンドブックでは、指導や評価など、実際の失敗事例を取り上げ、概要、問題、結果、原因、対策、知識化を、失敗学に沿って記述している。アクティブラーニングやインターンシップを実践しているがうまく行っているのかどうかわからない、よりよいものに発展させたいという教育関係者は、これら講座実践に関する情報の宝庫をアクセスして是非、成功につなげていただきたい。
【最終評価コメントより】 "・・・特に「失敗学」の導入が、地理的に離れた23校の連携強化にもつながり、成果を一段と押し上げている。『アクティブラーニング失敗事例ハンドブック』、『インターンシップ失敗事例ハンドブッ ク』の作成は他大学、他グループでも実務者を中心に活用可能な有効な成果物である。" 中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化 2012年度 - 2014年度事業報告書 失敗学会の失敗まんだら構築ワークショップについての問い合わせ先は、 admin@shippai.org |
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