事例名称 |
カウンタウェイト付きの扉が、動作不良となった |
代表図 |
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事例概要 |
カウンタウェイト付きの扉を設置し、稼動し始めたところ、扉が動作不良となった。鋼板積み重ね式のカウンタウェイトを、同一方向に積み重ねたため、ウェイトが傾いて崩れ、ガイドボックスに引っ掛かったことが原因であった。対策として、ウェイトを交互に積み重ねて、ずれ止めの点溶接を行った。 |
事象 |
カウンタウェイト付きの扉を設置し、稼動し始めたところ、扉が動作不良となった。 |
経過 |
カウンタウェイト付きの扉を設置し、稼動し始めたところ、しばらくして扉が動作不良となった。調査したところ、積み重ねた鋼板ウェイトが傾いて崩れ、ガイドボックスに引っ掛かっていた。 |
原因 |
鋼板積み重ね式のカウンタウェイトを、同一方向に積み重ねたため、ウェイトが傾いて崩れ、ガイドボックスに引っ掛かったことが原因であった。 |
対策 |
ウェイトを交互に積み重ねて、ずれ止めの点溶接を行った。 |
知識化 |
積み重ねでなく一体型でも、アンバランスでカウンタウェイとが傾き、ガイドボックスに引っ掛かる恐れがあった。重心位置や重量バランスを考慮した設計が大切である。 |
シナリオ |
主シナリオ
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誤判断、誤った理解、調査・検討の不足、仮想演習不足、調査・検討の不足、事前検討不足、審査・見直し不足、環境変化への対応不良、使用環境変化、定常動作、誤動作、不良現象、機械現象、構造の問題、建設的要因、同方向積み重ね、不安定、崩壊
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図2.カウンタウェイト付き扉の詳細
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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