| 事例名称 |
光電スイッチを使った装置が、壁を塗り替えた後、動作不具合を起こした |
| 代表図 |
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| 事例概要 |
光電スイッチを使った装置が、壁を塗り替えた後、動作不具合を起こした。光センサーが、壁に反射した照明光に反応していることが判った。対策として、光センサーを検出対象でない壁や床と離して設置し、外乱光を遮光板でカットした。 |
| 事象 |
光電スイッチを使った装置が、壁を塗り替えた後、動作不具合を起こした。 |
| 経過 |
光電スイッチを使った装置の部屋の壁を塗り替えた。塗り替え終了後、操作したところ装置が動作不良を起こした。 |
| 原因 |
光センサーが壁に反射した照明光に反応したことが原因である。 |
| 対策 |
光センサーを検出対象でない壁や床と離して設置し、外乱光を遮光板でカットした。 |
| 知識化 |
変化およびその影響に着目することで、不具合の原因を追及できることが多い。この場合は、壁を塗り替えたという変化が、光センサーへの光量に影響したものである。 |
| 背景 |
蛍光灯の光が重畳していると、出力に50または60Hzのノイズがのっているのですぐわかる。また、鏡面物体を計測する時は天井の照明の反射光を避けるため、光センサーを30~40度傾けて設置する。なお、複数のセンサーを近くに配置する時は、ひとつのセンサーの発光が外乱光になるので、相互干渉に注意する。 |
| シナリオ |
| 主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、予期せぬ使用環境、環境変化への対応不良、使用環境変化、定常動作、誤動作、光学的要因、照度
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| 情報源 |
創造設計エンジンDB
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| マルチメディアファイル |
図1.照明の光がセンサーの外乱になる
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| 分野 |
機械
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| データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
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