失敗事例

事例名称 真空ホースが密集して押しつぶされ流れが悪くなった
代表図
事例概要 ケーブルベア内の真空ホースのながれが悪くなった。ケーブルベア内にケーブルやホースが密集し、R部で相互に押しつぶされたためである。対策として、ケーブルベアの幅を広くし、内部に仕切り板を設け、ケーブルおよびホースの配列を一列とした。
事象 ケーブルベア内の真空ホースのながれが悪くなった。
経過 並進ケーブルの横に設置したケーブルベア内にケーブルや真空ホースを通した。装置を稼動したところ、真空ホースのながれが悪くなった。
原因 図2のように、ケーブルベア内にケーブルやホースが密集し(約75%)、R部で相互に押しつぶされた。
対策 ケーブルベアの幅を広くし、内部に仕切り板を設け、ケーブルおよびホースの配列を一列とした。
知識化 ケーブルベア内のケーブル、ホースは動作時の遊びを考慮する。
背景 一般的なケーブル、ホースの屈曲半径は、次のとおりである。ケーブルの屈曲半径≧外径×6、ホースの屈曲半径≧外径×9。
シナリオ
主シナリオ 不注意、注意・用心不足、取り扱い不適、環境変化への対応不良、使用環境変化、人為的条件変化、限度を超過、定常動作、誤動作、不良現象、機械現象、構造の問題、過負荷、想定外負荷
情報源 創造設計エンジンDB
マルチメディアファイル 図2.ケーブルベアR部でのホースのつぶれの詳細
分野 機械
データ作成者 張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)