事例名称 |
非同期式DRAMを実装したメモリパッケージが誤動作した |
代表図 |
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事例概要 |
非同期式DRAMを実装したメモリパッケージが誤動作した。。DRAM入力のコマンド信号の立上りとアドレス信号群の切替わりのタイミングが同時のため、コマンド信号回路端末がオープンにとなって生じる反射波ノイズと、アドレス群から生じるクロストークノイズとがしきい値レベル付近で重なって、DRAM入力のコマンド信号にしきい値を超えるノイズが発生していた。対策として、コマンド信号回路をネット形態に変更し、コマンド信号に自身からの反射ノイズが乗らないようにした。 |
事象 |
非同期式DRAMを実装したメモリパッケージが誤動作した。DRAM入力のコマンド信号にしきい値を超えるノイズが発生していた。 |
経過 |
非同期式DRAMを実装したメモリパッケージを試作した。テストしたところ、誤動作してしまった。調査したところ、図1のように、DRAM入力のコマンド信号にしきい値(スレッシュホールド:Vth)を超えるノイズが発生していた。 |
原因 |
DRAM入力のコマンド信号の立上りとアドレス信号群の切替わりのタイミングが同時のため、図1上のように、コマンド信号回路端末がオープンになって生じる反射波ノイズと、アドレス群から生じるクロストークノイズとがしきい値レベル付近で重なった。 |
対策 |
図2下のように、コマンド信号回路をネット形態に変更し、コマンド信号に自身からの反射ノイズが乗らないようにした。 |
知識化 |
非同期式DRAMのコマンド信号に対するノイズ、特に信号の遷移タイミングで発生するノイズは誤動作を起こす危険性が高い。 |
背景 |
非同期式DRAMのコマンド信号のノイズ対策としては、本事例のように、コマンド信号自身の反射ノイズを防ぐとともに、複数の信号から構成されるアドレス/データの切替えを同じタイミングにしないことが有効である。 |
シナリオ |
主シナリオ
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無知、知識不足、調査・検討の不足、事前検討不足、審査・見直し不足、集積回路、定常動作、誤動作、クロストークノイズ、反射ノイズ
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図1.DRAMコマンド信号の調査結果
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図2.パッケージ回路の対策
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
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