失敗事例

事例名称 ロボットの稼動中、安全柵内に作業者が侵入した
代表図
事例発生場所 ロボット稼動現場
事例概要 ロボットの稼動中、安全柵内に作業者が侵入した。安全柵の中間の横バーに足をあけて、容易に侵入することができたためである。対策として、横バーを廃止した。
事象 ロボットの稼動中、安全柵内に作業者が侵入した。
経過 ロボットの周囲に、図2上のような安全柵を設置した。ところが、稼動中に作業者が安全柵内に侵入してしまい、危うく事故になりかけた。
原因 安全柵が図2上のような構造だったので、中間の横バーに足をかけて、安全柵内に容易に侵入できた。
対策 図2下のように、横バーを廃止した。
知識化 安全柵は容易に侵入できないようにするのが基本である。横バーに乗り越える機能があると気が付けば、本事例の対応は簡単である。
背景 普通は、侵入検知センサや、背が高い追加柵を加えたりして、二重、三重の対応をする。ただし、センサーは、コンセントの外れや断線などで機能しない場合があるので、センサーが効いてないことが判るシステムとすべきである。
シナリオ
主シナリオ 調査・検討の不足、仮想演習不足、調査・検討の不足、事前検討不足、安全対策不足、ロボット
情報源 創造設計エンジンDB
マルチメディアファイル 図2.安全柵の構造
分野 機械
データ作成者 張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)