事例名称 |
湿度の上昇で紙巻き装置の紙詰まりや位置ずれが頻発した |
代表図 |
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事例概要 |
紙巻き装置で、梅雨入りした途端、紙詰まりや位置ずれが頻発した。梅雨で湿度が上昇し、紙の摩擦係数が増大したことが原因であった。対策として、図2のように紙の供給装置に電気ヒータを設け、紙供給部の湿度を下げた。 |
事象 |
紙巻き装置で紙詰まりや位置ずれが頻発した。 |
経過 |
板状の製品に紙を巻くという紙巻き装置を稼動させていた。ところが梅雨入りした途端、紙詰まりや位置ずれを頻発し、生産ラインが停止してしまった。 |
原因 |
梅雨で湿度が上昇し、紙の摩擦係数が増大したためである。 |
対策 |
図2のように紙の供給装置に電気ヒータを設け、紙供給部の湿度を下げた。 |
知識化 |
装置の稼動条件を考慮するとき、温度に比べて、湿度の影響は見落とし易いので注意する。 |
背景 |
特に日本では、結露も発生しやすく、腐食、凝着、水分浸入、水蒸気爆発などへの考慮が必要である。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、予期せぬ使用環境、環境変化への対応不良、使用環境変化、自然的条件変化、天候変化、紙、計画・設計、計画不良、使用、運転・使用、不良現象、機械現象、相互運動部、摩擦、摩擦係数、機能不全、ハード不良、機械・装置、動作不安定
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図2.電気ヒータによる紙の湿度管理
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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