| 事例名称 | 
    設備の長尺化で引上機の駆動部に振動が発生した | 
  
  | 代表図 | 
  
     
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    | 事例発生場所 | 
    生産ライン | 
  
  
    | 事例概要 | 
    図2のような、光ファイバ母材を製造する引上機を稼動させたところ、引上機の駆動部で振動が発生した。スート母材の長尺化によって、設備本体が長尺化したため、ボールスクリュのシャフトが長くなり、振動を起こしやすい状態になった。ナットや軸受部分のグリースを被膜強度の大きいものに変更することで、びびり・かじりを解消できた。 | 
  
  
    | 事象 | 
    光ファイバ製造の引上機で駆動部に振動が発生した。 | 
  
  
    | 経過 | 
    図2のような、光ファイバ母材を製造する引上機を稼動させたところ、引上機の駆動部で振動が発生した。この引上機は、スート母材の長尺化に対応して、新作されたものであった。 | 
  
  
    | 原因 | 
    スート母材の長尺化によって、設備本体が長尺化したため、ボールスクリュのシャフトが長くなり、振動を起こしやすい状態になった。 | 
  
  
    | 対策 | 
    ナットや軸受部分のグリースを被膜強度の大きいものに変更することで、びびり・かじりを解消できた。 | 
  
  
    | 知識化 | 
    振動はさまざまの要因で発生するが、対応策として、本事例のように、グリースの変更でダンピング効果を増加させるという比較的容易な方法もある。 | 
  
  
    | 背景 | 
    長さの変化で、従来起きなかった振動が発生することは非常に多い。 | 
  
  
    | シナリオ | 
    
      
        
          |  主シナリオ
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      不注意、注意・用心不足、企画者不注意、光ファイバ、軸、計画・設計、流用設計、使用、運転・使用、不良現象、機械現象、振動
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    | 情報源 | 
    
      創造設計エンジンDB 
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    | マルチメディアファイル | 
    
      図2.光ファイバスート製造装置の引上機駆動部
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    | 分野 | 
    
      機械
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    | データ作成者 | 
    
  張田吉昭 (有限会社フローネット) 
  中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト) 
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