事例名称 |
簡易リフトのワイヤロープが切断 |
代表図 |
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事例発生場所 |
食品配送事業場 |
機器 |
簡易リフトのワイヤロープ |
事例概要 |
簡易リフトに乗って荷の積み下ろし中にワイヤロープが切れて墜落 |
事象 |
食品配送事業場(2階建)に設置された簡易リフト(積載荷重:500kg)に配送後の段ボールとプラスティック製のコンテナの空き箱を載せて被災者自身も搬器に乗って2階に搬送し,逐次下ろしているときに搬器を吊っているワイヤロープが切れ,搬器と共に1階まで墜落した.墜落の途中で,搬器から出た腕が壁に挟まって切断の傷を負った. |
原因 |
定期自主検査が全く行われておらず,ワイヤロープに著しい素線切れが認められた.また,乗ってはならない搬器に被災者が乗ったことも原因の1つである. |
対策 |
簡易リフトの搬器には乗らないこと |
背景 |
簡易リフトは構造上の制約(搬器高さ:1.2m未満,床面積:1m2未満)から人が容易に乗れないものであるが,昭和46年以前の規格では搬器の寸法的な制約がなかったため,最近でも人が乗れる大きさの物が存在する. |
シナリオ |
主シナリオ
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価値観不良、安全意識不良、安全教育・訓練不足、乗ってはならない搬器に乗って作業、組織運営不良、管理不良、管理の緩み、定期自主検査実施なし、ワイヤロープ素線切れ、定常動作、危険動作、簡易リフト搬器、危険場所立ち入り、不良行為、規則違反、法規違反、簡易リフトに搭乗、破損、破壊・損傷、破壊・破断、ワイヤロープの切断
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情報源 |
安全衛生情報センター
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負傷者数 |
1 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)
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