事例名称 |
平型砥石が破損 |
代表図 |
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事例発生場所 |
機械部品工場 |
機器 |
空気式アングルグラインダー |
事例概要 |
砥石の使用周速を守らず砥石が破損し飛来 |
事象 |
機械部品工場で,空気式アングルグラインダーに平型砥石をつけてハードフェーシングしたシャフトの研磨作業を行っていたときの災害である.シャフトは羽根が9枚ついた複雑な形状のため,砥石の側面を使用していた時,突然に破損して被災者に飛来した. |
原因 |
破損した砥石のグラインダーの回転数から計算される周速は2,331m/minで,使用最高周速2,035m/minに対して周速オーバーで使用したこと.また,当該グラインダーは,本来,最大砥石径が100mmであり,この事業場でメーカーに対して135mmのものまで使用できるよう改造の注文を行ったもので,飛来防止の覆いが完全なものではなかったこと.更に,事故後の調査で,砥石の内部に亀裂が認められたこと等の悪条件が重なった結果である. |
対策 |
グラインダーの使用方法の確立 |
背景 |
被災者は以前勤めていた会社でグラインダー作業の経験があったので,この事業場では特別教育を実施していなかった. |
シナリオ |
主シナリオ
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価値観不良、安全意識不良、安全対策不足、無知、知識不足、勉学不足、製作、ハード製作、機械・機器の製造、不適切な覆い、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、砥石の側面の使用、破損、破壊・損傷、亀裂・割れ、砥石の破裂、身体的被害、負傷、重傷、破裂した砥石破片が激突
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情報源 |
安全衛生情報センター
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負傷者数 |
1 |
マルチメディアファイル |
図2.砥石の使用してはならない面
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分野 |
材料
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データ作成者 |
河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)
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