| 事例名称 |
集材装置の巻上げ索が切断 |
| 代表図 |
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| 事例発生場所 |
木材伐出作業場 |
| 機器 |
機械集材装置の巻上げ索 |
| 事例概要 |
機械集材装置で木材を搬送中,ワイヤロープの張り過ぎで張力が過大になって巻上げ索が切断した. |
| 事象 |
索張方式の集材装置で木材(質量:2.14t)を搬送中,荷上げ索が張りすぎ,索に掛かる張力が大きくなり切断に至った災害である.ローディングブロックをとり付けた荷上げ索(2本で構成されている)は,6×Fi(21),10mm,破断荷重は6.1tであるが,災害発生時の主索と荷上げ索とのなす角度は10°程度であったといわれており,2.14tの荷を吊った場合には,静的なものとしても1本当り6tを超える張力が作用したことになり,索の破断荷重を上回ったため破断した. |
| 原因 |
索張方式の集材装置で荷を上げ過ぎたことが直接原因である. |
| 対策 |
索張式集材装置の取り扱い基準の徹底 |
| 知識化 |
索張方式のメカニズムの理解 |
| シナリオ |
| 主シナリオ
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価値観不良、安全意識不良、安全教育・訓練不足、吊上げ角度とロープ張力の関係の理解不足、不注意、注意・用心不足、作業者不注意、危険位置への立ち入り、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、集材装置の巻上げ過ぎ、破損、破壊・損傷、破壊・破断、ワイヤロープの破断、身体的被害、負傷、重傷
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| 情報源 |
安全衛生情報センター
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| 負傷者数 |
1 |
| 分野 |
材料
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| データ作成者 |
河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)
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