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第17回失敗学会年次大会

 失敗学会年次大会を以下要領で開催いたします。

日時:2018年12月15日(土)、10:00-17:30
場所:東京大学工学部2号館 3階 31-A, B室

                    会次第
09:00 開場
10:00 開会の辞
10:10 講演【中尾政之】
11:10 組織行動分科会報告【石橋 明・大橋光三】
12:10 The ASF Design Challenge 2018 要領
12:30 昼休み
13:45 失敗学会活動報告【飯野謙次】
14:15 ゲームと失敗学分科会報告【斉藤貞幸】
14:45 大阪分科会報告【岩崎雅昭】
15:45 The ASF Design Challenge 2018 結果発表【飯野謙次】
16:15 休憩
16:30 講演【畑村洋太郎】
17:30 終了
17:45 懇親会 31B (参加費2,000円、当日受付先着順25名まで)
18:45 懇親会終了

本イベントは終了しました

年次大会資料代:会員・会員ゲスト 4,000円、一般 8,000円
資料代は当日、受け付けでお支払い下さい。
(会員ゲストは12月3日より受け付けます。ゲスト割引は事前登録・ホスト会員とゲスト会員資料代の事前支払いが必要です。 詳細については本郷事務局に御連絡ください。当日登録のゲスト割引はありません。)

年次大会終了後、以下の通り懇親会を行います。
懇親会の参加登録は、懇親会費のお支払いをもって行います。 懇親会受付は参加25名、もしくは午後2時になり次第、締め切ります。


【時間】17:45~18:45   【会費】2,000円   【会場】工学部2号館31B室
スクリーン1 スクリーン2
座席予約状況
予約済空席空席
今年は席数が 81 です。満員になって座席が選べない会員は事務局にご相談ください。

12月12日の時点で、空席があれば一般から参加希望者を募ります。

あと5年の間に東大で挑戦したいこと-創造設計-
中尾政之(なかお・まさゆき)
 筆者の教授の仕事も第4コーナーにかかってきた。東京大学の工学系研究科では、60歳以上の定年延長の可否投票のために、その5年間の目標を記さねばならない。そこで、失敗学会の総会で何回か紹介した「創造設計」にピントを合わせてみた。創造設計の教育方法だけでなく、そのプロジェクト体制そのもの、つまり、教育資金の捻出から考えなければならない。今回はニューヨークでその活動の一端として、創造設計をデザイナー向けに発表したが、それを元に紹介したい。
「失敗学から安全学の実践へ」
平成30年度組織行動分科会年間活動報告

石橋明,大橋光三(いしばし・あきら,おおはし・こうぞう)
 組織行動分科会発足以来今年で15年の節目を迎えました。失敗学会に集まった同志が、特に組織行動に注目して「失敗学」を学んできました。この間に「人は誰でも間違える」ことを学び、組織として「如何にエラ-対策を備えるべきか」、共通の目標に向かって議論を重ねて参りました。メンバーが、研究成果を夫々の現場に持ちかえり検証することを続けてきました。そして、「安全マネジメントプロセス」を構築致しました。  また、研究活動成果を公開講座、出版活動、失敗学フォーラムなどを通じて社会へ発信してきました。今年1年間の活動状況を通じて、研究活動の一部をご報告させて頂きます。
The ASF Design Challenge 2018
飯野謙次 (いいの・けんじ)
 今年は3回目のASF Design Challengeです。社会人の参加は減るも、今年はトロフィーが製作されました。学生からは優秀な作品が集まりつつあります。九州工業大学、上智大学、東京大学英語履修組が参戦です。年次大会参加者の投票で順位が決定されます。その参加方法をまず説明し、午後は開票の結果を報告します。
低熱源スターリングエンジン競技会報告
斉藤貞幸(さいとう・さだゆき)
 日本機械学会の主催する低温度差スターリングエンジン競技会に今年も参加しました。毎回、小学生から大学生、社会人と幅広い層を集めての開催です。始まった当初は「やった、動いた!」で感動し、ようやく動くエンジンでしたが、今年は少しパワーアップしました。恒例行事の様子を報告致します。
「エアバッグとファンヒータのリコールに学ぶ」
大阪分科会報告

岩崎雅昭(いわさき・まさあき)
 全世界で5千台を超えるリコールとなったT社のエアバッグ問題、また一酸化炭素中毒事故を起こし現在も回収が続いているM社製FF式ファンヒータ-、いずれも長期間使用した後に発生した重大事故によりリコールとなった。その結果、T社は民事再生法の適用を申請するに至り、他方、M社はその対応が賞賛され、今日ではリスク管理の手本とされている。製品が予期せぬ重大事故を起こした時、どのようにすれば良いのかを2社の対応から学ぶ。
自然災害と減災
畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)
 今年の日本はまるで災害の見本市のようであった.北大阪地震,北海道胆振東部地震と大地震が相次いで起こり,週1回の定期便のように台風が襲来し,大きな被害をもたらした.日本はその地形や気候条件から大きな自然災害を避けることはできない.被害を最小にする“減災”に必要な考え方を,実際に起こった例を取りあげて考察する.起こり得る災害を想定し,どういう場所でどのようなことがどう進行するか,自分はどのような対応をしようとするか,そのためには何をどう準備すべきかを考え,実行することだけが減災を可能にする.



東京大学本郷キャンパス工学部
当日は土曜日のため、出入口は一箇所です。(丸印)


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