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失敗学会

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 〒113-0033 東京都
 文京区本郷 5-29-12
  admin@shippai.org  


失敗学講座in東京【2019年上期】

 失敗学講座in東京【2018年下期】もお蔭さまで盛況を博し、継続のご要望が多いため、引き続き講座を開催する運びとなりました。
 リピーターの方も多くいらっしゃいます。皆様の御参加をお待ちしております。

全6回資料代:54,000円(税別)
失敗学会会員については、42,000円(税別)と致します。
【会場】東京大学 工学部2号館 

Monthly、水曜16時より
except Aug. 9 (Fri)


【申込み方法】氏名、所属、役職を記入し『失敗学講座受講希望』、失敗学会会員は会員番号もお書き添えの上、本郷事務局までお申込み下さい。
アドレス⇒seminar@shippai.org

プログラム
講師日付・内容
はたむら・ようたろう
畑村 洋太郎
第1回4月17日(水)(16:00-17:30)

今,日本の安全文化が問われている
教室: 31-A
畑村 洋太郎
東京大学名誉教授
NPO法人 失敗学会 理事長
 今,日本の安全文化が問われる事例が次々と起っている。その一つが新幹線の台車トラブルである。異常発生後も即座に運行を停止せず,停止後の調査で亀裂が確認された。もし走り続けていたら,大事故に至っていたかもしれない。もう一つがイギリスのヒースロー空港で日本航空の副操縦士が運航前検査でアルコールの基準値をオーバーし,警察に身柄を拘束され,実刑判決を受けた件である。いずれも大量輸送機関における例で,一つ間違えば大勢の乗客の命が危険に曝されたかもしれない。このような事例を踏まえ,我々日本人の安全意識に何が不足しているのか,また私たちがどう考え行動すべきか,について失敗学や危険学の立場から考える。

いしばし・あきら
石橋 明
第2回5月29日(水)(16:00-17:30)

失敗学から安全マネジメントの実践へ
-M-SHELモデル、VTA原因分析手法の有効活用-
教室: 31-B
石橋 明
(株)安全マネジメント研究所
代表取締役 所長
 安全学の理論を現場で実践する「安全マネジメントプロセス」として、事故が発生した場合に、同様事故の再発を防止するためには、どのような活動を展開すべきなのか、その際どのような安全モデルや分析手法を活用すべきなのかを具体的に検討する。

うおざき・ひろみ
宇於崎 裕美
第3回6月19日(水)(16:00-17:30)

その記者会見はなぜダメだったのか?
教室: 31-A
宇於崎 裕美
有限会社エンカツ社 代表取締役
横浜国立大学 非常勤講師
 直近の事件・事故報道から記者会見やマスコミ対応、ネット対応の失敗事例を取り上げ、ダメな理由を掘り下げ、なぜそうなったのか原因を究明。他山の石として教訓を探る。

さえき・とおる
佐伯 徹
第4回7月24日(水)(16:00-17:30)

ブロックチェーン活用はデメリット大?
-ブロックチェーン活用に未来があるのか-
教室: 31-A
佐伯 徹
NDIソリューションズ株式会社ビジネスソリューション部 室長
 ガートナージャパン株式会社は2018年10月11日に発表した「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2018年」によると「ブロックチェーン」は、いまだに流行期ではあるものの、ピークを越えてまもなく幻滅期に入る段階となった。【流行り】が終わった今、見えてきた現実を考える。

いいの・けんじ
飯野 謙次
第5回8月21日(水)9日(金)(16:00-17:30)

創造設計を概念創出で終わらせない
教室: 31-A
飯野 謙次
東京大学大学院工学系研究科学術支援専門職員
 3つの大学院、失敗学会で創造設計の教育、試行、コンテストを行っているが、試作までこぎつけるのは、東大留学生組と、社会人の一部である。創造的な思考を通して、本当に実現できるものを考えたかどうかは、この試作をやらなければ実証できない。試作をすることにより、自分たちの概念設計の甘さと考え落としに気づかされ、ものを造ることの一端を本当に学んだことになる。この練習を繰り返すことで真の創造性を身に付けることができる一方、世の中の偽物と本物を見分ける眼力も培われる。

なかお・まさゆき
中尾 政之
第6回9月25日(水)(16:00-17:30)

失敗は現場で起きている
-コンピュータに安全を任せられるか-
教室: 31-A
中尾 政之
東京大学大学院工学系研究科 教授
 失敗を予測するために、コンピュータによる長期・広範囲・精密なシュミレーションや、現状の要望に合わせて過去の事例を自動的に検索・提示するナレッジマネジメント、などを活用できるようになった。しかし、設計者がその失敗のリスク自体に気付いて、それらを活用し始めようと思うかどうか、は別の話である。設計者はコンピュータのバーチャル世界だけでなく、設計の現場に出向いて直観を磨くことが大事である。




東京大学本郷キャンパス工学部



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