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第21回失敗学会年次大会のご報告

Design Challengeの結果はこちら

 失敗学会年次大会を以下要領で開催いたしました。

日時:2022年12月17日(土)、10:00-17:30
場所:東京大学工学部2号館 3階 31-A, B室
またはon the NET with Zoom

参加者(会場):浅井香葉,綾部豊樹,飯野謙次,石橋明,伊藤桂司,宇於崎裕美
                   大木剛,大久保篤史,加藤由起子,加藤豊,鎌田寛人,川路明人
                   金学哲,佐伯徹,三田薫,白岩豊,田辺和光,塚田之彦
                   中内洋,中尾政之,中嶋雅昭,中村隆文,二平雄二,畑村洋太郎
                   古川元晴,本村和也,山本毅
       (zoom):石井健児,岡田敏明,川久保治,木田一郎,小島千明
                   佐々木一仁,佐々正光,高橋武文,高橋昭利,滝島大介
                   田中健一郎,谷徳造,茶木康友,戸坂哲也,中尾英和,平松雅伸
                   福田晃,渕上高義,松野昭弘,宮内祐介,森田研,柳澤信一郎
                   山岡修,山本直弘(五十音順)
    (一般参加):4名,合計55名

                    記録

10:00 失敗学会現状報告【飯野謙次】
10:30 講演【中尾政之】
11:30 組織行動分科会【石橋明・川路明人】
12:30 ゲームと失敗学(ASF Design Challenge)【飯野謙次】
12:45 昼休み
14:00 大阪分科会【三田薫】
15:00 ASF Design Challenge 結果発表
15:15 失敗活用データベース【飯野謙次】
16:00 休憩
16:15 講演【畑村洋太郎】
17:15 閉会の挨拶
17:30 終了

 年次大会資料代:会員・会員ゲスト 4,000円、一般 8,000円
年次大会の様子










デジタル化はジジイでも失敗しないが、DXは天下のGEでも失敗する
中尾政之(なかお・まさゆき)

 デジタルは設計解であるが、DXは要求機能であり、ビジネスや生活を良いものへと変革することである。
デジタル化は講演者のような加齢者でも若者に教えてもらえれば使えるようになるが、ビジネスをDXしようとすると、これまでのハード一辺倒のエンジニアでは難しい。
100年間、米国に君臨したGEでも失敗した。ハードとソフトの二刀流を目指して、リスキングできる人は両方に挑戦すべきである。
組織行動分科会の活動報告
組織行動分科会石橋明(いしばしあきら)

 新型コロナウイルス禍は、2年経過しても治まらず、第6波の2月には10万人を超える状態となり、社会全般が「三密回避」のムードに陥り、対面会議を開催できない雰囲気となって組織行動分科会の活動も極めて制約されて、オンライン会議に依存することになってしまいました。
 このような環境下でも、社会的事故は頻発して組織行動の視点から、それらの経緯と原因、並びに再発防止対策の立案という安全マネジメント活動の情報を収集して、定例研究会で議論して参りました。今年は、それらの概要をご報告させて頂きます。
特別報告: ジェネリック医薬品 不正製造と医薬品供給不安
組織行動分科会川路明人(かわじあけと)
キタ新地雑居ビル火災から1年
~公文書公開から分かったこと分からないこと~

大阪分科会三田薫(さんだかおる)

 昨年12月17日大阪・キタ新地の雑居ビルでガソリンを用いてクリニックに放火する事件が発生、医師や看護師、受診者など実行犯を除いて26人もの死者があった火災から一年が経過した。火災発生の6年前、クリニックは4階に開院、避難階段が1か所しかなく火災発生時の危険性は関係者のみならず消防機関も認識していたと考えられる。
「この火災から多くの命を守ることは出来なかったのか?」という素朴な疑問に対し、単に「特殊な火災」と答えるだけで十分だろうか。情報公開制度から当該建築物にかかる防火管理に関する関係書類を入手、元消防官として疑問に答えます。
ASF Design Challenge 2022
ゲームと失敗学分科会飯野謙次(いいの・けんじ)

 今年のデザインチャレンジは、上智大学から4チーム、東京大学から3チーム、失敗学会から4チームの参加である。スーザン・ケインの「内向型人間のすごい力」の影響を受け、今年は個人参加のチームも4チームある。創造的設計解を目指した成果をぜひご覧ください。
失敗活用データベース
飯野謙次(いいの・けんじ)

 失敗知識データベースは、ネットのアクセス数も高く、非常によく読まれている。このデータベースは、原因、行動、結果を抽象化して各事例についてシナリオを定義しているのが大きな特徴である。しかし、これから何か作業をしようという時、リスクアセスメントに役立てようとするなら、失敗学会が新たに付加した文字列検索を用いて、事例報告者が同じ言葉を使用したことを期待するしかない。そこで、リスクアセスメントに役立つよう、本来、何をしようとして失敗したのかという「意図」を抽象化して各事例に付与することにより、検索で有効な事例にヒットする確率が格段に良くなる。実装事例を交えながら失敗活用データベースを紹介する。
自分が何を預託されているか考えよ
畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)

 「福島第一原子力発電所の配電盤はなぜ地下に設置されたのか」という疑問を持ち,アメリカで設計された原発は竜巻対策のために安全上重要な施設が地下に設置され,原発技術が日本に導入されるときに,その設計が見直されることなくそのまま建設されたのではないか,という仮説を立てた.そして,暗黙知は明文化されないことに原因の一つがあると考えた.しかし,アメリカの原発関係者は,日本の事業者がアメリカの設計者に必要な要求をしなかったために,そのままの設計で建設されたのであろうという意見で,日本の事業者には事業者に必要な“オーナーシップ”やリスクマネジメントが欠けていると述べた.結局,日本の事業者の事業運営に対する甘さを指摘された格好である.
 本講演では,米原発関係者へのインタビュー結果を紹介すると共に,事業者に必要な“オーナーシップ”,技術者に求められる姿勢,組織の在り方について述べる.   


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