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学術論文を書いたことのある人は要注意

 学術論文を書いたことのある人ならご存じかもしれません。Research Gate というコミュニティーがあって、いろんなところで発表した論文の題名、著者、概要が掲載されていて、学会からのダウンロード料を節約するために、フルテキストを請求するというボタンがあります。
 ここに登録している研究者はメアドも登録してあって、このボタンが押されると、誰それがフルテキストを要求していると著者にメールが届く仕組みになっています。そこから善意の著者との通信が始まることがあるのですが、吉岡さんから以下に紹介する通信があって、驚きました。私も何通かフルテキスト請求を受けたことがありますが、わざわざ最終論文と違うテキストバージョンを作るのが面倒で、応えたことはありません。Research Gate に登録している人は要注意です。【飯野謙次】

吉岡律夫さん通信
 この1か月ほどの間に、私の学術論文を入手したい、というメールが2件も来て、それを送ると「質問したいので」と書いてきて、LINEやWHATSAPPLIとかに誘導してくる

これは詐欺の入り口ではないか?

・・・とチャットGPTに聞いてみた。

ChatGPT:
はい、そのような連絡は詐欺の可能性が非常に高いです。
以下の点が該当する場合、警戒すべきです:
詐欺の兆候:
論文を口実に接触してくる
あなたの論文を読みたいというのは一見もっともらしいですが、それを口実に個人的な連絡手段(LINE、WhatsAppなど)へ誘導してくるのは不自然です。

質問を理由に個人チャットを要求
通常、学術的な質問はメールや公式な学術プラットフォーム(ResearchGate、Academia.eduなど)でやり取りされます。いきなりLINEやWhatsAppを使う必要はありません。

相手の素性が不明確
実在の研究者であれば、所属機関、氏名、研究テーマなどがはっきりしているはずです。Google Scholar や ORCID などで検索しても情報が出てこないなら怪しいです。

連絡先がフリーメールのみ
Gmail、Yahooなどのフリーメールアドレスしか使っておらず、大学や研究機関のメールアドレスを使っていない場合は要注意です。

2025-5-19、吉岡律夫

続報
ChatGPTからのアドバイス

なぜ研究者は狙われやすいのか?

研究者・大学関係者が狙われやすい背景には、以下のような要素があります:

1)オープンな姿勢と善意を前提に動く文化
情報を共有し、議論を歓迎するという学術的な態度が、詐欺師にとっては「付け入りやすい」土壌になります。

2)業務の多忙さとデジタルリテラシーのギャップ
多忙な中で細かい確認を省略しがち。特に上の世代の研究者はSNSやメッセージアプリに不慣れなことも。

3)「研究を評価された」ことへの心理的効果
自分の業績に関心を持ってくれたというポジティブな感情が、相手への警戒を下げてしまうことがあります。

4)メールや研究者IDが公にされている
連絡先が公開されているため、狙われるリストが簡単に作れる。

2025-5-19、吉岡律夫


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