Forum 219 対面+zoomハイブリッド ご報告

財務省、国税庁、国税局、税務署でキャリアを積まれ、永い間、税法解釈や適用、税務調査、不服審査、訴訟代理など多岐の業務に携わってこられた、森川光宏先生をお迎えして貴重なお話を伺いました。
2026年4月18日(土)14:00-17:00
対面+zoomハイブリッド
会場:東京都文京区本郷2-28-1 針谷第二ビル 4階
( Map)
参加費 一般: 2,000円、失敗学会員・ゲスト: 1,000円
会場参加者(15名):浅井香葉,飯野謙次,加藤豊,高橋武文,田辺和光
深澤敏春,本村和也,森川光宏,吉松こころ,ゲスト3名、 一般3名
zoom参加(3名):岡田敏明,高橋 昭利,豊高勝(50音順)
記録
14:00 開場
14:30 森川光宏先生講演
16:00 質疑、応答
17:00 終了
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フォーラムの様子


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講師: 森川光宏
めぐろ相続専門税理士事務所
演題:私の税金を考える 日本の税制を問う
-日本の富は、今消失しつつある?
国策を支える税制は、どのようにつくられているのか?-
森川先生は、財務省、国税庁、国税局、税務署でキャリアを積まれ、永い間、税法解釈や適用、税務調査、不服審査、訴訟代理など多岐の業務に携わってこられました。
2025年7月で国家公務員を早期退官し、9月から東京都目黒区で「めぐろ相続専門税理士事務所」を開設されました。現在は相続などで安心して気軽にご相談でき、かつ頼れる町の税理士さんとして、近隣および遠方の顧客に親しまれ、税理士会相談会や目黒区民相談会などでもご活躍されています。
さらにこの間、仙台税務局より、路線価の基礎となる鑑定評価額等を算出する土地評価精通者として指名され、東京家庭裁判所より「家事調停委員候補者」の推薦を受けて現在着任ご準備中と、ますます活動範囲をひろげておられます。
そんな中でも森川先生は「現場主義」をモットーに、基本に忠実に丁寧なお仕事をされています。不動産鑑定士、宅地建物取引士の資格もお持ちの先生は、現地に赴き、資料に載らない高低差や騒音までも確認され、正確な評価を心がけておられます。
国家公務員時代の財務省での苦労話や、失敗学会会員にとっても関心の深い相続税や不動産評価、また先生の「現場主義」にも触れてお話をいただきます。
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概要
フォーラム219では税理士 森川光宏先生を講師にお招きして、ふだん聞けない税に関するお話を伺った。ご自身のキャリアの中で、税制改正のプロセスに関わったこと、財務省主計局では朝出勤すると深夜から明け方まで仕事をしたことなどを語られ、参加者はまさに日本の税制を支えてきた現場の一端に触れた。
森川講師は次に、税の基本中の基本についてレクチャーされた。憲法第84条により、租税法律主義が定められていること、税の三原則〈公平、中立、簡素〉、税制調査会のしくみ、申告納税方式と賦課決定方式の違い。
参加者の関心が高い相続税については、課税のしくみ、課税対象者の現況、ペナルティなどについて話された。森川講師は現在、相続専門の街の税理士として、相続で困らないためのお手伝いをされている。
また税金とはなにか、ご自身の経験や現在の業務の中で感じる人のあり方、なにが人生で大切なのか、ご自身の信念を語っていただいた。現地に行って自分で確かめるお仕事ぶり、「お天道様に恥ずかしくない」振る舞いの心掛けのお話に、失敗学会会員はみな親近感と敬意を覚えた。
会場からは時間いっぱいさまざまな質問が出された。そのひとつに対する回答として、以前は学校で税金についてほとんど教育がされていなかったが、最近ではしっかり子どもたちに税のしくみや重要性について学ばせているとのことであった。
和やかな空気と高揚感に包まれ、あっという間に時が過ぎてしまったことを惜しみつつ、フォーラムは閉会となった。