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畑村取材記事-制御装置より本質的安全を-(2005/10/2朝日)
掲載紙:朝日新聞 2005年9月30日(金)夕刊
概要:
六本木ヒルズ回転ドア事故の判決を受けて,畑村がコメント.
“裁判のための原因調査ではなく,根本的な原因究明が不可欠である.事故を起
こした回転ドアは,見た目を立派にし,高層ビルの風圧に耐えられるようにする
ため,総重量が輸入当初の1トン弱からその3倍になった.重要なのは危険性を
内包した機器を制御装置によって安全にすることではなく,人に致命的な損傷を
与える危険のない「本質安全」を追求することである.”
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畑村取材記事-広がる実物保存-(2005/10/2朝日)
掲載紙:朝日新聞 2005年10月2日(日)朝刊
概要:
畑村は六本木ヒルズの回転ドア事故後,ドアの危険性を調査する「ドアプロ
ジェクト」を発足し,その活動の中で,事故を繰り返さないために,事故機を動
態保存する必要性を提案した.三和側もこれに賛同し,ドアを動態保存し,社員
の安全教育に利用する方向である.
事故を風化させないために,事故の「遺品」を保存しようという動きが相次い
でいる.畑村は“失敗は早く忘れたいものであるが,重要なのは再発を防止する
ことである.そのためには現物を動態保存して,何が起こったのかを後世の人も
実感できるようにすることが必要”と述べた.
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