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5月12日-東京中野区にて第4回目の非公式の集まりが開催された。会合は参加者33名の自己紹介の後、会合の名称を「失敗学研究会」と決定することから始まり、失敗学会副理事長、飯野謙次氏が2003年に予定されている活動、年間報告書の製作等について説明した。年間報告書の具体案としては、会員から失敗及び事故に関する記事をレポートとして募集し、それらを年間報告書として出版する予定だ。
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飯野副理事長の説明の後、吉岡律夫氏による1番目の発表が行われ、吉岡氏の研究対象書籍、マサチューセッツ工科大学のNanacy G. Levenson教授著作の「SAFEWARE」を中心に、「事故はなぜ起きる?事故の根幹原因」を議題とした説明が行われた。その中で、吉岡氏は直接原因、環境原因、根源原因の3つの要素に対し具体例を示し、更に根源原因に関しては、安全文化の欠陥、貧弱な組織構造、技術的活動の欠陥の3つに関して解説が行われた。焦点は安全文化の欠陥に当てられ、吉岡氏は「利潤率を追い続けることで事故が発生する。しかし、安全性を向上していく上で上限はなく、過剰は我々の利潤を奪ってしまう。」として、「2つのバランスを取りながらビジネスを行わなければならない。」と述べた。
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引き続き、2番目の議題、「内部告発の脅威と対策」が樋口晴彦氏によって発表された。樋口氏はまず過去の事例10件を挙げ、組織における内部不正行為の保護方法を、社会がいかにして確立しているかを説明した。そして、深い分析と並行して、その背景の詳細、またそのグループが犯罪まで起こすに至った動機等を説明した。
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1933年5月 |
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