第7回年次大会報告
2002年の
第1回大会は、
いきなり東京が大雪に見舞われた12月9日であった。図らずも、今年の年次大会も12月9日。
雪の心配はなかったものの、朝から小雨が降ったりやんだり。
こんな時、新宿西口から地下道を通ってたどり着ける工学院大学の立地が大いに功を奏した。
参加者は会員114名、ゲスト6名、一般18名と合わせて138名と昨年より減ったものの、
内容は近年行ってきた大会の中では特に充実していた。
大会は例年通り、畑村会長の挨拶から始まった。
第7回までたどり着くことができたことがひときわ嬉しいという会長の言葉には、参加している者、
会の計画・実行にかかわった者の感動をひときわ呼び起こしていた。
思えば、2002年5月21日の設立準備会に参加した人は19名。
一旦退会後、法人会員枠から再入会された方もいるので、大きな会員番号になった人もいるが、
会員番号32番以下の人たちが立ち上げに賛同、その中の19名が準備会に集まってくださったわけだ。
内、5名は事情があって退会されたものの14名はまだ名を連ねている。
準備会に参加できなかった人も含めた32名の中では、21名がまだ現役会員としてがんばっておられる。
失敗学会会員も、毎年 200人前後の入れ替わりがあるので、立ち上げ準備から7年以上の定着率 67%は、
かなりいい率だろう。その人たちは、会長はじめ特に忙しい人たちで、
失敗学会のイベントにもなかなか顔を出してもらえない。
ただ、年次大会にはちらほら顔を見るので来ていただいているようだ。
高い定着率を念頭に年次大会にも自然、力が入るというものだ。
続いて筆者が失敗学会の現状を説明した。
個人会員が減少、法人会員が増え、全体としての会員数は微増であった。
下図2つ目は一般も含めたホームページアクセスと、2つの分科会の目立った活躍の様子を示している。
2003年から2005年にかけては情報発信がホームページに限られ、1日あたり 200セッションだったのが、
2007年、2008年は分科会活動の活発化に伴い、1日あたり600セッションに増えた。
2009年はさらにホームページアクセスを増やしたいのと、会員の大幅な増加が目標だ。
(飯野・謙次)
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