スタンフォード大学、工学設計国際会議 '09
西のスタンフォード、東のMITと常にランキングの1, 2を争うスタンフォード大学は、
ノーベル賞受賞者17名。日本は米国籍を取得した南部陽一郎さんを入れても16名で一歩及ばない。
2008年北京オリンピックでは、スタンフォード大学生が25個のメダルを獲得した。
ただし同一チームに同大学生が複数名いた場合、数分のメダルを数えているので、
日本が獲得した25個よりは少ないと見るべきだろう。
それにしても、文武両立とはこのことかと思い知らされる。
スタンフォード大学
機械工学科、
設計研究センター(CDR)は、8月24日より27日の4日間、
工学設計国際会議'09(ICED'09)を同キャンパスで、
設計学会と共催する。
この会議では、最先端の機械設計に関する研究結果が発表される他、
ポスターセッションやや展示もあり、6月1日までに
参加を申し込めば
全日程$790、8月22日までなら$940、8月23日以降は$1,040となる。
また、さらに$70を足せば、同時に設計学会に1年間の入会ができる。
また、
設計研究センター(CDR)では、
先ごろ他界された姉妹研究室、
生産研究所(MML)の
石井浩介先生をしのんで、晩餐会を催す予定だ。
この晩餐会を実現するため、企業等の寄付も募っている。
スタンフォード大学は、ネット産業発祥の地、シリコンバレーにある。そこから45分ほどのサンフランシスコ、ゴールデンゲートパークでは、
カリフォルニア科学アカデミー博物館
が2008年に改装、オープンしたばかりである。その他、スタンフォード大学敷地内の
線形加速器、近くの
インテル博物館など、
知的好奇心をくすぐる施設には事欠かない。8月の締めくくりは日本の残暑を脱出し、
グーグル、ヤフー、アップルなど、変貌しつつある世界産業の先駆者を排出してきたサンフランシスコ地区を訪れ、
今の日本に求められる新しい産業創出の土壌に触れてみるのもいいのではないだろうか。
失敗学会では、参加希望者が多数あれば第2回国際大会として、スタンフォードICED09、
およびシリコンバレー、サンフランシスコを訪れる5泊6日程度のツアーをアレンジします。
興味のある方は、失敗学会事務局まで電子メールにて、6月末日までに御連絡ください。