ロンドン同時爆破テロ
2005年7月7日、朝の通勤で込み合っていたロンドン地下鉄で、ほぼ同時に3箇所で爆発が起きた。
そしてその1時間後、今度は地上を走る2階建てバスでの爆発。原因はイスラム教過激派4名による自爆テロ行為。
実行犯を含めて56名が死亡、750名以上が死亡した。
2001年9月11日(9.11)、ニューヨーク世界貿易センタービルに旅客機を衝突させ、
3,000人近い犠牲者を出したアメリカ同時多発テロからほぼ4年。今度はイギリスがターゲットになった。
9.11 の首謀者アルカイダは、今回も犯行声明を発表したが、
これが組織的な指示によるものなのか、アルカイダに心酔した若者による暴走なのかは今もはっきりしていない。
日本では 1995年3月20日に地下鉄サリン事件が起こり、12名が死亡、5,000人以上が負傷した。
いまだに重度の後遺症に悩まされている被害者もいる。
人は、面と向かって人を殺めることには抵抗がある。
しかしそれが信条のためとなれば、その抵抗がなくなってしまう。
事件発現のところをいくら抑え込もうとしても限度がある。
では、根源となる人の信条を変えねばならないが、
それは失敗学の守備領域外である。
ロンドン同時多発爆破テロを起こした若者はどういう環境に育ち、
なぜ、イギリスが標的になったのか。
いまだにアメリカ・イギリスがアフガニスタンに軍事介入が続けている背景は何なのか。
そして、自衛隊インド洋派遣とは国際社会でどういう意味を持つのか。
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