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「いいTeam をつくろう!」【ちゑや】LIVE(寄席)フォーラム96 in 文京 報告
日 時:2012年4月7日土曜日
2011年12月10日に開催された年次大会。寒さ厳しい会場脇で、トレードマーク入りの法被を羽織り、元気に展示をされていたのが【ちゑや】であった。大会の合間に聞いた説明では一体なんなのかよくわからなかったが、この時いただいた資料から、独自のナレッジマネジメントであり、形はワールドカフェに近いものと想像していた。そして実際に体験してみて、その想像は大きくはずれていないと感じた。場 所:文京シビックセンター5階 区民会議室C (文京区春日1-16-21) 参加者:松村真人,本村和也,間宮崇幸,飯野謙次,斉藤貞幸,中根和誠, 水野義一,福本喜枝,宮崎 敬,高尾真記 一般参加:宇田川大輔,河田真之,竹田耕平 【会次第】 13:45 開場 14:00 「いいTeam をつくろう!」【ちゑや】LIVE(寄席) 参加者5~6人で複数の島をつくり対話をします。
17:30 懇親会(ベースボールカフェ3,300円) 【ちゑや】はRAG(リクルートエージェント)発祥の一組織で、2006年8月に、 同社で営業企画をしていた中村繁さんが、従業員急増による社内の居心地の悪さを変えようと自主的に始めた活動とのことだ。社内のビデオを見せていただくと、ワンフロアに200以上のデスクがあり、パソコン画面に向かって作業をする人たちが映っていた。 今回のフォーラム参加者は13名で、ビデオで見たフロアの15分の1程度の人数だ。少人数ゆえ皆の視線がしっかり集まるせいか、中村さんは少し緊張気味に【ちゑや】LIVEを開始した。2008年の失敗学ワークショップでワールドカフェを体験していた私は、自分が喋ることになっても大丈夫と自信がついていたせいもあり、目の前にあった法被を勝手に着ようとしたり、最初からリラックスモードだった。 松竹梅3つのグループに分かれ、それぞれ班長と副班長を決める。その時々の設定に沿って選出するが、普通の設定もあれば「えぇ、それ聞けないよ~」といった設定もあり、笑ったり戸惑ったりといろんな反応を楽しめるところがミソのようだ。 私は竹グループで、選出された班長と副班長に法被を着てもらったところ、今回一番貫禄のあるチームに見えた。時は江戸時代、大店の旦那、若旦那に手代、やり手の番頭を従えて女将(私)が目を光らせるといった風情だったのでちょっと嬉しい。 このように和やかな感じで始まった【ちゑや】LIVE(寄席)は、大変よく練られた構成であるにも関わらず、それを感じさせない中村さんの進行のお陰で最後まで和やかに、しかしどのグループも活発な発言が飛び交った。 組織におけるナレッジマネジメント、コミュニケーション法、リーダー養成等々、昨今ではいろんな手法が紹介されている。手法がいろいろある理由は、組織にとっての課題や問題に対して、既成の方法ではなかなかマッチングせず、解決にいたらないからだと考えられる。組織はそれぞれ試行錯誤しているのだ。 組織が試行錯誤しているのなら、組織内にいる個人も試行錯誤しているのだろう。それなら、まずは身近に体験できるものがあればやってみるとよいのかもしれない。そこから見えるものもある。 私個人的には、この【ちゑや】LIVE(寄席)を体験して、コミュニケーションに関していつも思うことの裏付けができたことが収穫だった。それは、人と交わろうとする前に、きちんと自分を見つめる事が大事だということだ。自分を見つめる、現実を見るということは時に辛く、とても勇気がいることなので回避したくなるものだが、これをしなければ深いコミュニケーションはできないと思う。 私がそれを自覚してできるようになったのはつい最近のことで恥ずかしい限りだけれど、無自覚でいるよりはきっと良いに違いない。
【福本喜枝】
【参加者の感想】 Q1)【ちゑや】<失敗学会LIVE>全体を通じ、ご自身の気付き・学び・発見はどんなものがありましたか?
Q2)【ちゑや】的手法を導入しようとした時、障壁となりそうなことはどんなことですか?
Q3)こんなテーマならまた【ちゑや】<LIVE>に参加したい!というテーマ・領域等あれば、お聞かせください。
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