Forum 130報告　安藤栄一講演「クレームのマイナスをプラスに変える�

第130回失敗学フォーラム in 弁天町報告

安藤栄一講演「クレームのマイナスをプラスに変える技術」

2015年11月14日(土)、弁天町ORC200、生涯学習センター
一般 1,000円、失敗学会員 500円、大阪分科会員無料

13:00 開場、年次大会発表予行　三田薫
13:30 2016年春合宿、夏の大会検討
14:30 安藤栄一講演「クレームのマイナスをプラスに変える技術」
16:30 質疑応答
17:00 終了

17:30 大阪忘年会(がんこ寿司曽根崎本店、5,000円)

参加者：佐伯徹, 飯野謙次, 三田薫, 小川正, 佐々正光, 角口開道,
         岩崎雅昭, 佐々木英三, 木田一郎, 岡田敏明, 原道彦, 大澤勲,
         福井則夫, 北村兼一, 相根誠, 八木基紀, 天谷勝弘(一般)
         以上、17名

　久しぶりに外部講師を招いての勉強会だった。講師の安藤栄一氏は、大手電機メーカで電気回路設計を経験、機械、電機、ソフトウェアの広い知識が評価され、多くの仕向地別製品を排出、コールセンターで顧客対応管理者となる。
　共感できないクレームと、共感できる苦情を区別して扱う手腕と、クレーマーをリピーターにしてしまうファン作りの経験からバーストゥファンズ株式会社を設立。幅広い顧客層を持ち、活躍中である。

　梅田に到着してみると、忘年会開始まで少し間があったので、みんなで露天神にお参りをした。三田さんの軽快な語りによる、お初と徳兵衛の曽根崎心中の解説があった。相思相愛の恋仲にありながら、周りの勝手な強欲に振り回される2人がついには心中をするという恋愛悲話は、歌舞伎に人形浄瑠璃で上演され、1978年には映画化された。
　物語は1703年、堂島新地天満屋の女郎はつと、醤油商平野屋の手代徳兵衛が露天神で心中した実話に基づいており、以来、この神社は人々に「お初天神」と呼ばれるようになった。この事件をきっかけに世間では心中がはやり、江戸幕府は上演を禁止、心中が未遂に終わったものには厳罰を科したそうだ。

【飯野謙次】