特定非営利活動法人失敗学会 |
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第134回失敗学フォーラム in 本郷東京大学工学部2号館、31B(not 31A) 一般 2,000円、失敗学会員 1,000円 13:00 開場 13:15 創造設計 -2 【飯野】 14:45 休憩 15:00 水流聡子講演「一般消費者の購入と使用における安全管理構造を考える」 16:30 質疑応答 17:00 終了 17:20 懇親会 参加者:中村弘、佐々正光、菊地孝仁、飯野謙次、 奥田孝之、本村和也、石橋明、八木義雄 【一般】下公賢治、橋本隆 以上、10名 第1部 創造設計2 飯野謙次 参加者が提示した違和感のうち、本シリーズ創造設計の課題となりうるものは、下表に(*)で示した。次回と次々回のフォーラムは、組織行動分科会のワークショップがあるので、創造設計は少しお休み。第3回は、10月の土曜日になるが、アイデア出しから思考展開図の作成までを行う。優秀な成果は、年次大会で発表をしてもらおう。
第2部 一般消費者の購入と使用における安全管理構造を考える 水流聡子 消費者庁消費者安全調査委員会専門委員としても活躍される水流聡子(つる・さとこ)先生は、工業製品に対する消費者の製品知識不足による事故の問題について、石油ストーブを例に解説された。なるほど、工業系科目を修得したわけでもない一般消費者にとって、石油の危険はニュースで火事の原因だったと聞くくらいで、特に何らかの安全講習でも聴講せぬ限り、ストーブの近くで殺虫剤スプレーを使用することがなぜ危険であるのかを真に理解することはない。 これを理解していないのがいけないのではなく、十分な安全教育を提供できていない社会の仕組みに問題がありそうだ。 水流先生は問題を提起するだけではなく、主婦連でのパンフレット開発や、学校に製品安全教育を取り入れる試みを通して、その解決にも尽力されている。学校での製品安全教育も単なる座学ではなく、体験学習を通した効果的なものである。小学校高学年期にこの安全教育を行うことが特に効果多的だとの指摘だ。「製品安全知識にもとづく対応ができる文化の醸成」が未熟な機械と知識の足りない私たちが共存していく上で、事故を減らすためには重要な課題である。
【飯野謙次】
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