特定非営利活動法人失敗学会 |
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失敗学会講座in東京【2017年下期】各講師は上期と違った内容で講義をします。 全6回資料代
Monthly、水曜19時より |
プログラム | ||
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講師 | 日付・内容 | |
畑村 洋太郎 | 第1回10月11日(水)、31A室 19:00-20:30
失敗学から危険学へ | |
畑村 洋太郎 東京大学名誉教授 NPO法人 失敗学会 理事長 | ||
最近続発している大事故はマニュアル通りに漫然と技術の運営を続け,失敗にどう向き合うかということを真剣に考えてこなかったことに起因していると考え,「失敗学」を提唱してきた。さらに,この「失敗学」を発展させ,どこにどのような危険があり,それを回避するにはどうすればよいかを統一的に考えるのが「危険学」である。
「危険学」では“絶対安全”はあり得ず,どんなに考えても気づかない領域が残る,言い換えれば,どんなに考えても事故は起こると考える。それ故,“防災”だけでなく“減災”を考えることが重要である。
失敗や危険の発現を防ぐには,主体的に行動する個々人が独立して考える“自分で考える文化”の構築が欠かせない。 | ||
藤田 和彦 | 第2回11月22日(水)、31A室 19:00-20:30
情報とシステムの危険学 -モデルから考える危険とその対処法- | |
藤田 和彦 危険学プロジェクト バージョンⅡ 「情報とシステム」グループ長 | ||
21世紀は情報と知識の時代である。インターネットが発達し、あらゆるものがネットワークにつながり、人工知能(AI)によって様々な判断がなされる。長らく情報不足の時代を生きてきた私たちにとって、情報過多の時代の危険とは何か。情報を人間の側から問い直し、システムをどのように考えてゆけばよいのかを、様々なモデルを通じて考える。2012年から5年間に議論した危険学プロジェクト バージョンⅡの研究成果を行う。 | ||
中尾 政之 | 第3回12月6日(水)、31A室 19:00-20:30
失敗防止活動を10年間、活発に続けよう | |
中尾 政之 東京大学大学院工学系研究科 教授 | ||
失敗防止活動を10年間、活発に続けることは難しい。演者は東大・工の安全管理室長を11年間、やったが、ずっと活発に続けることはとても難しかった。最大の障壁は成功である。事故が起きないと、上司は予算を削るし、 部下は弛んでくる。思ってはいけないことだが、怪我人が出ないように小さな事故が起きることを瞬間的に願ってしまう。継続的な安全組織の構成について、民間企業の実例を含めながら講演する。 | ||
宇於崎 裕美 | 第4回1月24日(水)、31A室 19:00-20:30
報道対応の失敗とネット炎上 -事件・事故・災害発生時のマスコミ&ネット対応策について- | |
宇於崎 裕美 有限会社エンカツ社 代表取締役社長 横浜国立大学 非常勤講師 | ||
なぜ、テレビや新聞、週刊誌、スポーツ紙は騒ぐのか?なぜ、ネットは炎上するのか?世間で注目された事件・事故・災害事例を題材に、過熱報道と炎上騒ぎが起こる原因とメカニズムを解説し、具体的な対応策について提案します。前都知事辞任劇、博多駅前陥没事故、ユナイテッド航空乗客引きずり下ろし事件、横浜自主避難児童いじめ問題、自治体・企業のPR動画炎上事件等最近の事例を取り上げます。 | ||
佐伯 徹 | 第5回2月14日(水)、73C2室 19:00-20:30
失敗知見の有効活用 -失敗事例集を『使えない』から『使いたい』へ転換- | |
佐伯 徹 NDIソリューションズ株式会社ビジネスソリューション部 室長 | ||
企業の多くは失敗の発生を未来に活かそうと、失敗事例集のデータベース化を行っている。しかし、結果として誰も『使わない』『使えない』状態となってしまう。理由の多くは、作成者の思いで構築してしまい、実際の使用者が何を希望しているか、まったく要望を聞き入れていないことである。本講演では事例・ケーススタディーなどを活用し、使用する側の考え方とはどういうものか。『使いたい』と思わせる物を構築するにはどうすればよいか、講座を通し伝達する。 | ||
飯野 謙次 | 第6回3月7日(水)、73C2室 19:00-20:302017/08/25
創造的失敗対策 -三大無策からの脱却- | |
飯野 謙次 SYDROSE LP, General Partner 東京大学大学院工学系研究科学術支援専門職員 | ||
周知徹底、教育訓練、管理強化を失敗学の三大無策と呼ぶ。人の注意力を喚起する以外、有効な失敗対策ではないからである。正しい原因究明は、失敗対策に精神論は無用であり、何らかの変更が必要であることを教える。それは今までになかった新しい方策や、手順を考え出すことであり、人の創造性を必要とする。しかし、受験戦争に勝ち抜く教育と、強い集団適合性への要求に私たちは創造性を蝕まれてきた。創造性を取り戻す実践講座を行う。 |
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1945年2月 | |||||||||||||
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