濱口哲也・平山貴之著
失敗学実践編
今までの原因分析と対策は間違っていた!
発行日: 2017年12月30日
出版社: 株式会社 日科技連出版社
定 価: 本体2,500円(税別)
ISBN 978-4-8171-9599-9
【内容】
トラブルの原因を分析する際、多くの企業において「結果論」からスタートした分析に終始している.例えば、マニュアルがなかったこと、チェックリストがなかったこと、ルール化していなかったことが原因であり、その対策は「マニュアルを整備する」「チェックリストを作成する」「ルール化する」といった具合である.
では、「マニュアルがないこと」が失敗行動をした動機だったのだろうか?当事者は、そのとき正しいと思っている考えに従って行動したはずである.
失敗学では、動機的原因と不具合事象の関係を「ワナ」あるいは「失敗のカラクリ」と呼ぶ.最終的に起こる不具合事象はさまざまであるが、人間がハマるワナは業種や職種にかかわらず同じで、そのワナの種類はそれほど多くはない.だからこそ、過去に経験したワナや他分野で明らかになったワナから、自分野での未然防止ができるのである.
前著『失敗学と創造学』で大反響を呼んだ著者が、さらに進化した実践的ノウハウを公開する.