和歌山県訪問レポート 福田 晃
1. 深専寺由良町にある浄土宗の寺院。 落ち着いた佇まいの本堂には、地域の信仰が根付いている様子が感じられた。 境内は静かで、心を落ち着けるには最適の場所であると感じた。 歴史的には江戸時代の建立とされ、地元の人々に大切に守られていることが伝わってきた。 2. 「大地震津なみ心え之記」碑 1854年の安政南海地震を後世に伝えるための石碑で、濱口梧陵の防災教育の精神が刻まれている。 地震・津波に対する備えの重要性を再認識する機会となった。 碑は落ち着いた場所にあり、歴史的教訓を静かに語りかけている。 3. 旧栖原家住宅 たまたま通り道にあり、立ち寄った場所。 紀州藩の庄屋を務めた栖原家の住宅で、江戸時代の町家建築がよく保存されている。 木材の使い方や梁の構造が美しく、当時の生活様式を具体的に感じることができた。 館内には湯浅醤油文化の展示もあり、学びの多い施設であった。 4. 稲むらの火の館 濱口梧陵の偉業を讃える資料館で、津波から村人を救った「稲むらの火」の逸話を、映像や模型で学べた。 防災教育施設としても優れており、子どもから大人まで幅広く学べる内容であると感じた。 5. 濱口梧陵記念館 濱口梧陵の業績を詳しく紹介する記念館。 医療・教育・防災など多方面に貢献した姿に深い感銘を受けた。 稲むらの火の館と併せて見学することで、彼の人物像が立体的に理解できた。 6. 橋杭岩 自然の驚異を感じさせる奇岩群。 整然と並ぶ岩柱が海中に続いており、その風景は圧巻。 地質学的にも貴重なスポットであり、南紀熊野ジオパークの魅力が凝縮されている。 7. トルコ記念館 1890年のエルトゥールル号遭難事件と日本・トルコ友好の歴史を伝える記念館。 遭難後の救助活動やトルコとの交流が丁寧に展示されており、国際友好の大切さを感じる施設であった。 8. 樫野埼灯台 日本最古の石造灯台で、英国人技師設計の貴重な文化財。 白亜の塔と周囲の自然が織りなす風景は、歴史と美しさの融合である。 灯台からの眺望も素晴らしく、観光地としての魅力が高いと感じた。 9. 潮岬灯台 本州最南端に位置する灯台で、展望台からの太平洋の大パノラマが印象的であった。 施設内の展示も充実しており、海上交通の安全に関する理解が深まった。 10. 南紀熊野ジオパークセンター 南紀熊野の豊かな地形・地質を学べる施設。 橋杭岩や潮岬など、周辺のジオサイトを科学的に解説しており、自然と人の関わりを学ぶ貴重な機会となった。 11.三田さん特別講演 通常では見ることのできない写真や動画を見せていただき、事件の悲惨さや誤った使用による事故の恐ろしさなどを学ぶよい機会となりました。 最後に 今回初めて合宿に参加させていただき、皆様とお話しすることによって、さまざまな情報を得ることができました。 今後もこのような形で交流を続け、学んでいきたいと考えています。 どうもありがとうございました。 |