| 事例名称 |
タンク側板の溶接部近くに曲げで亀裂が発生 |
| 代表図 |
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| 事例発生場所 |
試作品試験室 |
| 事例概要 |
タンク側板のブラケット溶接部近くに亀裂が発生した。図2左のように、タンク側板の端部はブラケットに溶接されていた。タンク内部の圧力変化によって、タンク側板がたわむが、側板端部が溶接で拘束されているため、端部に繰り返し曲げが働いたことが原因であった。対策として、図2右のように、端部のブラケットへの溶接を廃止した。 |
| 事象 |
図2左のように、タンク側板の端部は、ブラケットに溶接されている。このブラケット溶接部近くに亀裂が発生した。 |
| 経過 |
試作品タンクの加圧耐久試験で、タンク側板のブラケット溶接部近くに亀裂が発生した。 |
| 原因 |
タンク内部の圧力変化によって、タンク側板がたわむが、側板端部が溶接で拘束されているため、端部に繰り返し曲げが働いた。 |
| 対策 |
タンク側板端部のブラケットへの溶接を廃止した。 |
| 知識化 |
溶接箇所では外力のかかり方を検討し、不必要な溶接を避ける。 |
| 背景 |
本事例は、一見対策前の方が対策後と比べて強そうに見えるので、よく犯す失敗の一つである。 |
| シナリオ |
| 主シナリオ
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無知、知識不足、過去情報不足、教育・訓練不足、調査・検討の不足、事前検討不足、審査・見直し不足、手順、試験、不良現象、機械現象、部品リスト、圧力容器・パイプ、継手、継手、溶接継手、構造の問題、繰返し応力、割れ発生・成長
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| 情報源 |
創造設計エンジンDB
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| マルチメディアファイル |
図2.タンク側板の亀裂発生とその対策
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| 分野 |
機械
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| データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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